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墓じまいラプソディ

垣谷美雨

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022519542
ISBN 10 : 4022519541
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

「絶対にお父さんと同じお墓には入りたくない!」四十九日の法要を目前に控え、突然明らかになった姑の遺言。いきなりの真実に黙り込む義父と、亡き母の希望を叶えるために奔走する義姉。騒動の行方をワクワクしながら見ていた五月だが、自分の娘たちも厄介な問題を抱え込んでいて…。面倒なことこの上ない現代墓問題。あなたならどうする?

【著者紹介】
垣谷美雨 : 2005年「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ

    世相に乗っかり、抑圧された女性の本音が炸裂する、垣谷作品の本領発揮120パー、というところ。軽快な文章に励まされて一気に読まされる。友人と話題に上ることも増えた「墓じまい」。こんなにお金のかかるものなのか、とあいた口が塞がらぬ。お寺さんの方でも死活問題とはいえ。なにかと問題をかもす本のオビであるが、このオビは正しいね。「大事なのは、今、生きてる人じゃない?」

  • 夢追人009

    樹木葬、墓じまい、夫婦別姓を巡って大いに揉める家族の物語。現代社会は昔と価値観が大きく変わってしまったなあと痛感させられまして年寄の世代が意地を張って自説を頑なに守って譲らないままではいられない時代がきているのだなと思わされましたね。生きている人が一番大事なのは真実で、我を通さずに自分が妥協することも必要でしょうね。夫婦別姓は男女間で揉めて男にとっても厳しい時代になりますね。いろいろと考えさせられる有意義な読書で、生きている内に家族が妥協点を見出す事が大事だなと改めて思いましたね。#NetGalleyJP

  • starbro

    垣谷 美雨、2作目です。当面は大丈夫ですが、10年後位には墓じまいが課題になるので読みました。墓じまい&夫婦別姓を巡る人間家族模様、自分に照らし合わせて読みました。 私の実家の墓地は本書の設定の一つの新潟市の郊外にありますが、市営で檀家でもないので、自宅の近くで適当な所を確保出来ればなんとかなりそうです。それにしても田舎の旧家の本家の長男は大変そうです(苦笑) https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=24592

  • 旅するランナー

    少子高齢化社会の課題取り上げ上手な垣谷さんによる、新たな名作。墓守·選択的夫婦別姓に関して、老若男女が各々の立場で語る、多層的な意見表明。墓じまい·改葬にも、離檀料·魂抜き·魂入れ·墓石解体撤去作業費·遺骨取り出し料·運送費などが掛かる。これらを回避するヒントも書かれている。そこには、諸行無常·色即是空という観念まで繋がっていて、思いのほか深刻で困難な問題なんですよ。

  • Karl Heintz Schneider

    墓じまいと聞くと「ある晴れた日に墓じまい」が思い浮かぶ。でもそこは垣谷さん、違った切り口を描いてくれている。夫婦別姓や樹木葬なども出てきて飽きさせない。妻とはうまくやってきたつもりだったのに・・・そうつぶやく義父の言葉は他人事とは思えなかった。熟年男性には是非読んでほしい一冊だ。今からでも遅くないと思うのではないだろうか。いくら嫌いだからと言って同じ墓に入りたくないと思うのだろうか。男の私には理解しにくかった。「死んだあとぐらい自由になりたい。」一人の女性が漏らした言葉が印象的だった。

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