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漱石・東京百句

坪内稔典

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784860371999
ISBN 10 : 4860371992
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生涯俳句を作る楽しみを手放さなかった漱石の東京在住時代(前期・後期)の100句を読む。

目次 : 帰ろふと/ 寝てくらす/ 東風吹くや/ 君逝きて/ 柿の葉や/ 菜の花の/ 三階に/ 霧黄なる/ 無人島の/ 玻璃盤に〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yumiha

    ただ今マイブームの漱石。本書は漱石の俳句百句とその鑑賞。中でも何度も「腸(はらわた)に春滴るや粥の味」を読み返す。同居人は、手術前の検査のため絶食を強いられている。その姿を見るたび、あたたかくほのぼのした春がしみ渡る日々が来てほしいと思ふ。「かりがねの斜めに渡る帆綱かな」「草刈の籠の目を洩る桔梗かな」など写生眼の確かな句もいい。また、漱石って神経質でピリピリな人というイメージだったが、「雷の図にのりすぎて落にけり」のユーモア句や「良寛にまりをつかせん日永かな」のゆったりした句にも出会い、意外でもあった。

  • あいくん

    ☆☆☆漱石は江戸っ子です。漱石はよく旅に出て歩きます。鎌倉、湯河原、修善寺でも過ごしています。漱石の旅は「門」「彼岸過迄」「行人」「こころ」などの作品にも現れています。漱石の墓は池袋の雑司ヶ谷にあります。 鎌倉、修善寺、雑司ヶ谷は訪れました。※春風や惟然が耳に馬の鈴(草枕)※時鳥かわや半ばに出かねたり※寄りくるや豆腐の糟に奈良の鹿(奈良公園)※橋立や松一筋に秋の空(天橋立)※春はものの句になり易し京の町(京都)

  • 月@時兎

    漱石先生の東京時代の俳句。ところどころにコラムもあって、読んでいて楽しい。

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