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正岡子規 言葉と生きる

坪内稔典

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004312833
ISBN 10 : 4004312833
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2010
Japan

Content Description

幕末に生まれた子規は、明治という時代と共に成長する。彼は俳句・短歌・文章という3つの面で文学上の革新を起こし、後世に大きな影響を与えた。そのみずみずしい文章を紹介しつつ、彼の生涯を生き生きと描き出す。

【著者紹介】
坪内稔典 : 1944年愛媛県に生まれる。1972年立命館大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、佛教大学文学部教授。俳句グループ「船団の会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    正岡子規の生涯を克明に描いた力作だと思います。十二歳の子規が書いたものから初めて最後に亡くなるまで各章ごとに最初にぬんしょうを掲載しその関連の出来事などを記して俳人子規の生涯をうまくつづっていると感じました。彼の書いた文字なども掲載してくれていますが本当にうまい字を書いています。

  • どんぐり

    子規の残した文章・俳句・短歌などからその生涯をたどる評伝。子規の有名な「柿くへば鐘が鳴る鳴り法隆寺」は、漱石の「鐘つけば銀杏ちるなり建長寺」に返句にあたる。子規の漱石との交友は寄席好きが縁で明治22年1月から始まり、明治28年には松山中学で英語を教えていた漱石の下宿「愚陀仏庵」に仮寓し、句会を開いていたという。結核で臥床に至る「病床六尺」の世界からは、“書くことは鬱さ晴らし”という子規の言葉があり、死の間際にあっても自分を対象化して書き続ける子規の姿が見えてくる。

  • なななな

    四国研修旅行で、記念館に行きそこで自分へのお土産で買った本。子規は「坂の上の雲」、特に大河ドラマの香川照之さんがイメージ強烈でした。この本は、副題にもあるように書かれた言葉中心。しかし、その抜きだしと解説本文の短い構成が、強烈な子規の人生でありながら、素敵なエッセイを読んでいるようで心地よく読めました。

  • はち

    松山に生まれ育った俺にとって正岡子規は神様みたいな存在で、それこそ子規の生涯なんて子供の頃に学ぶのだけれど、文体の変化や思考の変化まで解説しているのは珍しいなぁ。

  • アゴミハエル

    坂の上の雲のドラマを見て正岡子規に興味を持ち、読んでみました。迫る死期を感じながらそれを恐れず、むしろ病気になってからの方が精力的に俳句に取り組んでいるように感じました。残した俳句2万2千というのは凄すぎてあまりピンとこないけれど、病気にならなければこれ程の俳句は作れなかったのではないかと思う。とても勇気と元気をもらいました。

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