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ISBN 10 : 4788516209
Content Description
東日本大震災と原発事故は、それまで誰も経験したことのない世界史的な出来事だった。それは歴史や文明に対して私たちに問いなおしを迫った。にもかかわらず“3.11”以後、日本社会は“ポスト・フクシマ・ナショナリズム”状況に陥り、閉塞に向かっている。“ポスト3.11”の問題性をいま、トランスナショナルな視点からとらえなおす。
目次 : 3・11と日本の「文化」/ 第1部 “ポスト3・11”と精神世界(死者と神の行方―文明史のなかでみる“ポスト3・11”/ 津波に呑まれて―否認とナルシシズムの日本社会)/ 第2部 労働の場とマイノリティー(苦境にある労働者―労働組合と原発下請労働者/ 震災と外国人マイノリティー―阪神淡路大震災と東日本大震災を比較して ほか)/ 第3部 表象の可能性と不可能性(生者と生きる―“ポスト3・11”の死者論言説/ ジャンルとしての「震災後文学」と表象の限界 ほか)/ 第4部 アートとデジタル空間(遊び、祈り、売る―村上隆の“仏教アート”と“ポスト3・11”の文脈/ 交換様式からみたデジタル空間の支配構造)
【著者紹介】
坪井秀人 : 国際日本文化研究センター教授。専門は日本近代文学・文化史
シュテフィ・リヒター : ライプツィヒ大学東アジア研究所日本学科主任教授
マーティン・ロート : ライプツィヒ大学東アジア研究所日本学科准教授。専門は日本研究、メディア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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