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セックスと超高齢社会 Nhk出版新書

坂爪真吾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140885109
ISBN 10 : 4140885106
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan

Content Description

単身高齢者約600万人のうち、初婚・再婚するのは0.001%。また配偶者がいたとしても、75歳になれば男性の2割、女性の6割は離別・死別を経験する。その時、私たちは残された自らの「性」とどう向き合えばいいのか。シニア婚活の実態、介護現場の問題行動、高齢者向け性産業など…、長寿大国と言われつつもほとんど光が当たってこなかった「超高齢時代の性」の問題に個人・社会の両面から挑んだ一冊。

目次 : 第1章 「現在」と「過去」から考える(「死ぬまでセックス」という幻想/ 高齢者の性の社会史)/ 第2章 老後の性をめぐる「理想」と「現実」(「老後における理想の性生活」とは?/ データから見る高齢者の性のリアル/ 「ありもしない救済」からの卒業)/ 第3章 「セーフティネット」は存在するか?(肉食系高齢者のストイックな生活/ 「高齢者専門風俗店」の実像に迫る/ 移り変わるアダルトビデオの世界/ 現実と虚構の狭間で輝く官能小説/ 女性高齢者の性から考える「第三の道」)/ 第4章 介護現場での性的支援・最前線(希望としてのユマニチュード/ QOLを守るための性的支援とは?/ 介護現場でのセクハラの実態/ 「人間らしさ」をあきらめないために)/ 第5章 老後の性をデザインする(老後の性を満ち足りたものにする条件とは?/ 等身体のロールモデルをつくり出せ/ 性的に「成仏」するために)

【著者紹介】
坂爪真吾 : 1981年、新潟市生まれ。一般社団法人ホワイトハンズ代表理事。東京大学文学部卒。重度身体障害者に対する射精介助サービス、風俗店の待機部屋での無料生活・法律相談「風テラス」の開催など、社会的な切り口で現代の性問題の解決に取り組む。2014年、社会貢献者表彰、2015年、新潟人間力大賞グランプリ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鷺@みんさー

    うーん。面白い部分もあったけど、いささか牽強付会にも思える。高齢者の性欲は確かに「ある」人もいるが、「ない」人も大勢いるし、それを「風俗でどうにかするのがベスト」な感じがまま見受けられて、まあこの作者だしなーとか思いつつ。ホワイトハンズの仕事は、他の風俗に比べたらめっちゃ楽やなー。とまれ、結論が「老後の性をどうしたらいいか、答えはないからみんなジタバタしようぜ」ってのはさすがにいただけない。周囲が要介護高齢者の性をどう扱うべきかの答えもうやむやだったし。なんだかなぁ。

  • gtn

    身体的機能は別として、幾つになっても性欲がある。しかし、その三大欲求の一つを解消できぬまま老後を過ごす例は多い。超高齢社会が進む中、「誰もが安心して晩節を汚せる社会」を目指すべきとの著者の提唱に賛成。

  • kei-zu

    Twitterで、介護従事者へセクハラまがいの言動を行う男性高齢者の言動を非難する論調を見かける。もちろん、そのような言動は許されるべきでない。 しかしながら、本書で彼らが背負っているであろう背景を読むと、わが身を顧みて考えさせられる(´・ω・`)

  • ココロココ

    電子書籍で読了 「生きざまを見せる」 「晩節を汚す」 「ジタバタしようぜ」 認知症にならないようにしたい。

  • たか

    人により様々だか、年齢と共に性欲は衰える。しかしなくなるわけではない。人間の三大欲だから。 障害や高齢で体が不自由で自分自身で性欲を処理できない人にとっては死活問題。 射精介護サービスや女性専用の性感マッサージなど、多様なサービスが多々あることを学んだ。

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