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ISBN 10 : 4876986177
Content Description
人間性の本質となる「徳」と営みとしての「商業」とから拡大したヨーロッパの「文明社会」の本質を社会・政治・経済の思想史から論じる。
目次 : 政治思想としての歴史叙述―ある研究計画の形成についての報告/ 第1部(17世紀イングランドにおける信用と基金/ ミシシッピ・バブル後のブリテン―ジョン・ロー来訪をめぐる信用論争/ ジョン・ロックと啓蒙の始まり/ ジャン・バルベラックの「啓発された自己愛」/ アベ・ド・サン=ピエールの商業社会論―啓蒙の功利主義)/ 第2部(「文明化された君主政」論の王党派的起源―フィリップ・ウォリック、エドワード・ハイドと、ヒューム/ アダム・スミスにおける学問と思想―個と普遍をめぐって/ 文明社会史論としてのスミス経済学/ 啓蒙の世界観―ポープとスミスの「見えざる手」/ ルソーとプーフェンドルフ/ 反革命思想と経済学―マルサス『食糧高価論』に関する一考察)/ 第3部(ベンサム、アメリカ、共和政/ コールリッジをめぐる理論家と歴史家の対話―アレン=モロウ論争再訪/ ハイエクと現代共和主義論/ アイン・ランド―経済学のマキアヴェッリ/ ゲーム理論とスミス『道徳感情論』)/ 「徳、商業、文明社会」の諸問題
【著者紹介】
坂本達哉 : 慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会海外特別研究員、慶應義塾大学経済学部助手・助教授を経て、1996年より慶應義塾大学経済学部教授
長尾伸一 : 京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。滋賀大学経済学部助手・講師・助教授、広島大学経済学部助教授、名古屋大学経済学部助教授を経て、2003年より名古屋大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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