Books

バカロレア幸福論 フランスの高校生に学ぶ哲学的思考のレッスン 星海社新書

坂本尚志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065112328
ISBN 10 : 406511232X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本人が不幸なのは、哲学をやっていないからだ!!幸せのフレンチ・パラドックス―日本は、失業率も殺人発生率も肥満率も低いのに、幸福度だけフランスに負けている!アリストテレス、デカルト、スピノザ、カント、ニーチェ…フランスの高校生たちは、偉大な哲学者たちから学び、考え、自分で答えを出している!“バカロレア(フランスの大学入試問題)”でわかるフランス式幸せになる思考のエッセンス。

目次 : 1 フランス人は大学に入るために、幸福について考える―バカロレア哲学試験とは何だろうか?(フランスの「大学入試」バカロレア/ コースで中身が大違いのバカロレア ほか)/ 2 「思考の型」を身に付けて「自分で考える」ようになる―バカロレア哲学試験で学ぶ思考の方法(学習参考書は考えるヒントの宝庫/ 「思考の型」を自分のものにするために ほか)/ 3 幸福とは何だろうか?―フランスの高校生が学ぶ哲学(幸福とは何か?/ 幸福は個人的なものか、集団的なものか? ほか)/ 4 現代人の幸福に関する悩みを考えてみる(「卑怯だろうが卑劣だろうが、幸福になれれば勝ちなのか?」/ 「孤独のなかで幸福でいられるのだろうか?」 ほか)/ もっと知りたい人のためのブックガイド

【著者紹介】
坂本尚志 : 京都薬科大学准教授。1976年兵庫県生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科修士課程を修了後、ルノー財団奨学生として2001年にフランス・ボルドーに留学。大学で日本語を教えたりしつつ、20世紀フランスの哲学者ミシェル・フーコーについての博士論文を書き上げ、ボルドー第三大学で博士号取得。2011年に帰国(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • きゃんたか

    何気なく手に取ってみた哲学書は、ともすると読み終えた達成感ばかりが満たされ、生活の糧になるということは希薄だったような気がする。その理由は単純で、「そもそも考え方を学んでないから。」というのが一番の理由だろう。この本では「欲望とは悪いものか?」などというまるで掴み所の無さそうな問いを本領とするバカロレア哲学試験を通じて、実践的かつ説得力のあるプレゼンをどのように展開するかを丁寧に学べる。とりあえず、@テーマを見つける、A副詞表現を意識する、B複数の問いに分ける、C反論→本論の流れで考える、D権威付けする。

  • りょうみや

    前半部がフランスの高卒認定試験のようなバカトレア試験の哲学科目について。問題の傾向や答案の書き方から哲学思考の型について。後半部は幸福論を哲学的に掘り下げる。高校生のうちから哲学を学校で本格的に学べる(学ばさせられる)フランスの高校生は羨ましい。本当に思考力がつき幸福感も上がると思う。日本も他教科や国語の文学を減らしてフランス真似てほしい。

  • ベローチェのひととき

    フランスでは哲学の授業があり、日本でいう入試に相当する試験にも哲学の小論文があると知って驚いた。例えば「孤独のなかで幸福でいられるのだろうか?」という問題がある。何をどう考えたらよいのかさっぱりわからない。本を要約すると、考え方には「型」がある。まず問題を細分化し、肯定と否定の両方面から先人の言葉を用いて説明し最後に自分の結論に導くというもの。要は自分の都合のいい様に先人の言葉を選定するものだと感じた。でも相手を説き伏せるには強力な味方となる考え方だと思った。結構、読みやすいのでおすすめです。

  • Prince of Scotch

    バカロレア(日本の大学入試センター試験にあたる大学入学には避けて通れないフランスの全国一斉テスト)では、文理の別なく哲学の論述試験が必修であることに驚く、しかも試験時間が4時間とは!フランスで高校生に哲学を教える目的が「哲学という知のモデルを使って自律的・批判的に思考する力を育てること」(42ページ)とある。試験に対する解答手順も紹介されているが、 かなりハードルが高そうに映る。学校の勉強以外の知的活動も充実させないと歯が立たないのでは? 数学や外国語を3年間地道に励んだほうがリターンは大きそうだ。

  • Kentaro

    ダイジェスト版からの要約 バカロレアの哲学小論文とは、問題に隠れた矛盾や対立を見つけ出し、それを解決する作業です。可能な答えに対して徹底的に「問いつめる」のが、問いを発見する作業です。短い文章で出題される問題は、このようにして「問題群」に書きかえられます。哲学小論文ではこうした問いに答えながら、一体どちらの答えが正しいのかを考え、その過程を書きます。こうした問いを作り出すコツは何、なぜ、どのように、「仮に〜ならどうなのか」といった疑問を作る事です。「哲学=幸福になるためのものの考え方」であるといいます。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items