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ISBN 10 : 4389421417
Content Description
ジョルジュ=サンドは名門貴族の血をひく父と、パリ庶民の娘との間に生まれた多感な少女だった。一八歳でいなか貴族と結婚して二児をもうけるが、やがてその結婚生活は破綻し、彼女はパリに出て作家修業を始めることになる。二七歳で書いた『アンディアナ』がベストセラーになったあと、サンドはロマン派の詩人ミュッセとの恋愛、ふたりのヴェネチア旅行と恋の破局、作曲家ショパンとの恋愛などでパリの社交界を騒がせながら、次々と話題作を発表していった。一八一四年の王政復古、三〇年の七月革命、四七年の二月革命、そして七一年のパリ・コミューンの時代をたくましく生きぬいた女流作家は死の直前まで執筆を続け、没後に出た全集で一〇五巻を数える著作と近年まとめられた膨大な書簡集を残したのであった。
目次 : 1 多感な少女から男爵夫人へ(オーロール=デュパン誕生/ 少女時代 ほか)/ 2 試行錯誤の年月(作家修業と『アンディアナ』/ 男装、そしてマリー・ドルヴァル ほか)/ 3 理想をめざして(ふたりの師/ フランツ・リスト ほか)/ 4 ノアンの奥方(田園小説/ マンソーとの一五年 ほか)
【著者紹介】
坂本千代 : 1955(昭和30)年、高知県に生まれる。東京大学大学院仏語仏文学博士課程中退。リヨン第2大学で文学博士号取得(博士論文「ジャンヌ・ダルクのロマン主義的解釈」)。現在、神戸大学国際文化学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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