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楽園ジューシー 角川文庫

坂木司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041149423
ISBN 10 : 4041149428
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

「いつか絶対、三人で行こう」。親友と誓い合った思い出を胸に沖縄の安宿でバイトすることになった大学生のザッくん。待ち受けていたのはおいしい料理と超アバウトなスタッフ、個性的すぎる宿泊客たちで!?

【著者紹介】
坂木司 : 1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。同作に始まる「ひきこもり探偵」シリーズが人気を得る。13年『和菓子のアン』で第2回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 和尚

    面白かったです。 坂木司さんのホテルジューシーの続編、というかスピンオフと言った方が正しいかも。 自分に自信がなく、居場所を感じられないでいるザッくん。そんな彼が沖縄の裏路地にあるホテルジューシーにアルバイトに行く事に。 その場所で、出会い、感じ、考えたり気づいたり、ザッくんの心の動きがとても良かった。 そしてホテルジューシーの空気感をまた味わえて満足です。

  • DONA

    ざっくんの苦労は想像しかできませんが、見た目でカテゴライズされる痛みはわかります。それをうまく武器に出来たら良いのでしょうが、そううまくやれる人ばかりではないので辛いですね。沖縄で楽しくやれるのかと思えば色んなことがあり、これぞ青春!って感じで胸が苦しくなる場面もありつつ楽しく読めました。

  • ユメ

    小・中・高といじめられていたザッくんは、大学の春休みを利用して沖縄のホテルジューシーでバイトをすることになる。あらすじから、沖縄の空気で主人公の傷ついた自己が再生してゆく温かな物語だと安易に想像していたが、実際はほろ苦いお話だった。友達から突きつけられた厳しいメールには、ザッくんの心境を思うとこちらも辛くなる。だが、ザッくんが余生ではなく今を生きるべく成長してゆくためには、必要な言葉だったのだと思いたい。苦い思い出もたくさんできた沖縄に「また必ず行こう」と思えただけでも、彼はきっと変わり始めているはずだ。

  • くろねこ

    前作を読んだのが遥か昔すぎて、めちゃくちゃ好きだったこと以外あんまり覚えてなかったけど今回もやっぱり良かった。 日本生まれ日本育ちなのにミックスだというコンプレックスを抱え、周囲に馴染めない主人公ザッくん。 最終的には友人たちにまで突き放されて可哀想すぎたけど、向こうの言い分もまぁわかる。 意外と手厳しくて、上手く行きすぎないのもリアルで良い。

  • NAOAMI

    小中高と混血ミックスな見た目とのギャップでいじめられてきたザッくん。低すぎる自己肯定感を癒すのは漸くできた二人の友人との思い出。いつか3人で沖縄、なんて約束に縋って日々バイトと大学とを行き来する。ひょんなことから、ホテルジューシーでバイトするため沖縄へ。でも彼のウジウジは続く。見た目が外国人的だけど日本語オンリーで沖縄知識もゼロベース。オーナー代理の安城さんがゲストが持ち込む謎を鋭く解く展開がなけりゃ読み切れん。すごくゆっくりではあるが、少しずつ自我を作りつつザッくんも成長?したか?多少強くはなったかな。

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