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月草糖 花暦 居酒屋ぜんや 6 時代小説文庫

坂井希久子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758446372
ISBN 10 : 4758446377
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

ぜんやに転がりこんできたお転婆姫―只次郎の姪のお栄は大奥に仕えていたのだが、将軍からお手つきとなるのを嫌い、暇を貰って只次郎の許へと逃げていた。家に戻ってもどこぞの武家に嫁がされるに決まっている、と町人となって己の才覚で生きていくことを望むが…。熊吉は熊吉で世話焼きの血が祟り、お花はそれにもやきもき。ままならぬ江戸の世を、若者たちがもがきます。独活の穂先と人参のかき揚げ、桃の節句の手鞠寿司、楊梅の金玉羹、露草で青く染めた砂糖。料理が気持ちを彩る、傑作時代小説第六弾!

【著者紹介】
坂井希久子 : 1977年和歌山県生まれ。同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科卒業。2008年「虫のいどころ」で第88回オール讀物新人賞を受賞。2015年『ヒーローインタビュー』が「本の雑誌増刊 おすすめ文庫王国2016」のエンターテインメント部門第1位に選ばれる。2017年『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』で第6回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんごろ

    お栄も武家の娘ではなければ、違った道を歩めたと思うが、これも運命だね。最終的にお栄が決断したことだから、頑張ってほしいと思う。熊吉、ここまで世話焼きだったとは。優しい男だ。この経験が、熊吉をいい男にさせるよ。お花は、まだ恋愛にはウブだけど、まだ気づいてない熊吉への感情と想いが、いつか熊吉に届くと信じたい。お栄、熊吉、お花。若者達がもがいてた。これも経験。青春だあ。今作も美味しそうな料理がいっぱい。ただ只次郎とお妙の出番は少なめ。それは残念だけど、春告堂に明るい未来が見えたね。次作が待ち遠しい。

  • ツン

    「拙者、妹がおりまして」のお師匠さんは武家の奥方だったよね。お栄さんにもそういう道があるといいけど。

  • のぶ

    安定の面白さでシリーズの新刊を楽しみました。今回はお花とお栄の友情が微笑ましく熊吉の己の無力さに打ちのめされる姿にも心温まる。それと本作では熊吉が、物語の重要な部分を占めていた。世話焼きの血が祟り、お花はそれにもやきもき。あと女郎のお万と懇意にしていて、そのお万に梅毒の症状が出て、仕事をしてはならないと説得するが、自覚症状があまりないので、仕事を休もうとしない。人情が出ていていい感じだった。お妙の出番は本作では少ないが、おいしそうな料理が気持ちを彩ってくれた。

  • 真理そら

    相変わらず料理がおいしそう。お花ちゃんも熊ちゃんも成長したし「花暦」シリーズはこの二人が軸になって進むはずだが、成長した二人にいま一つ魅力を感じられなくて悲しい読者である。個人的には只さん推しなのでもう少し出番を多くしてほしいと切に切に願っている。

  • Nao Funasoko

    久しぶりのシリーズ。今回は只次郎の出番は少なめ!? WW 「つゆ草」から「豆腐飯」へと続く中での女郎の心情になるほどなあと思う。 次作以降、再びお万が登場する予感もするがどうだろうか??

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