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鴎外の甍

坂井修一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784862728005
ISBN 10 : 4862728006
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan

Content Description

                
   吾もきみも河原乞食とながらへて閻浮は歌の花ざかりなれ


2024年「?外守」20首にて第60回短歌研究賞を受賞した著者の第十三歌集。

歌集冒頭の頃、著者は大学の附属図書館長となった。
定年を迎えた今もその?外ゆかりの図書館の仕事を続け、自らを「?外守」と任じている。

あとがきには、「森?外。石原純。北原白秋。木下杢太郎。釈迢空。南原繁。馬場あき子はじめ現代歌人たち。歌集題『?外の甍』は、明治から連なる皆さんへのオマージュです。」と記し、科学者であると同時に歌人であることに思いを巡らせている。
2021年春から2025年新春までの507首を収録。


【収録作品より】

妻も吾も梅雨のあらくさ戦争のすきまに生きて六十余年  ──「梅雨のあらくさ」

「出征」は出づるにあらず征くならずサイバーの野に矢を放つこと   ──「出征」

ちりあくた舞ふうつしよの昼の鐘帰りなむいざ?外文庫   ──「?外守」

わたくしは世界とおなじ壊れものペットボトルを双手でつぶす   ──「世界とおなじ壊れもの I朝刊」

AIもおもしろけれど薔薇咲けばブリコラージュの歌を歌はな   ──「擁腫」



装幀=岡 孝治(Oka Design Office)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あや

    2025年4月刊。第十三歌集とのこと。あとがきを書かれたのは3月で、その時はもう大丈夫との旨が書かれているけれど深刻なご病気を詠んだ作品がある。時事詠、職業詠、AIを詠んだ作品、家族詠、日常詠、旅行詠、固有名詞を詠んだ作品、どれも好きです。坂井修一さんと言えば、日経新聞に時々書かれるコラムが好きで愛読しております。息子さんがご結婚が決まったことを告げる数首がとくに好きです。   わが守るアジア図書館はるばるとペルシャの塵は訪れて舞ふ/結婚にブレーキかけし父と母いまはてしなく吾妻に甘ゆ

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