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清少納言

圷美奈子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784305706072
ISBN 10 : 4305706075
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の歌の歴史に大きな足跡をのこした代表的歌人の秀歌を、堪能できるように編んだ初めてのアンソロジー。本書は平安時代の歌人・清少納言と、そのゆかりの人々の歌30首を掲載。

【著者紹介】
圷美奈子 : 1967年茨城県生。日本大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程修了、博士(文学)。現在、和洋女子大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    「夜を籠めて鳥のそら音ははかるとも世に逢坂の関はゆるさじ」―清少納言の歌の中では最も人口に膾炙した百人一首歌である。『史記』孟嘗君伝の故事「鶏鳴狗盗」を踏まえたものである。いかにも才気に溢れる清少納言らしいもの。ここからはたちまち『枕草子』第299段の「香炉峰の雪」を連想するが、私は高校生の頃にはこうした才走った清少納言が嫌いだった。その良さが理解できなかったのだ。今ではいとおしいとさえ思うのに。そんな想いで読むと、しみじみとした名歌揃いである。いずれも『清少納言集』にしかなく、埋もれているのは残念だ。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    #清少納言 #和歌 言の葉はつゆ掛くべくもなかりしを風に枝折ると花を聞くかな #返歌 事の葉を風の枝乗せ呟けばつゆあけぬれどみをみわたせり #清少納言集 

  • しゅてふぁん

    再読。家集(清少納言集)から採られた和歌以外にも、枕草子からのものやその登場人物(一条帝や定子、実方等)の和歌も紹介されている。和泉式部と交わした和歌もあって楽しい!枕草子とはまた違った清少納言の一面を垣間見ることが出来て興味深い。『権記』(藤原行成の日記)に記された一条帝の辞世の和歌は定子に宛てたものであるというエピソードが好きだ。

  • はるわか

    身を知らず誰かは人を恨みまし契らでつらき心なりせば/我ながらわが心をも知らずしてまた逢ひ見じと誓ひけるかな/恋しさにまだ夜を籠めて出でたれば尋ねぞ来たる鞍馬山まで/たよりある風もや吹くと松島に寄せて久しき海人のはし舟/これを見よ上はつれなき夏草も下はかくこそ思ひ乱るれ/月見れば老いぬる身こそ悲しけれつひには山の端に隠れつつ/風のまに散る淡雪のはかなくてところどころに降るぞわびしき

  • ねね

    枕草子、清少納言集からの彼女の歌を詳しく解説してくれる本。それだけに留まらず中宮定子と一条天皇の辞世の句やその背景まで紹介してくれています。冲方先生の「はなとゆめ」と併せて読まれることを超お薦めします!ううう、定子さま……(:_;)このお2人が本当に、この世を去ってしまうその時も、その後も結ばれていたんだと解る歌たち。当時の世では本当に珍しいことではないかと。美しい言の葉たち。清少納言の歌は、技巧も目を瞠る程素晴らしいのだけれど、そこに心を本当にうまく乗せているなあと感じます。

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