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ISBN 10 : 4867661120
Content Description
現代社会のその先を作るために。日本の歩みを記憶として地域から残し伝え考えるための本。
日本史ファン、研究者必携のシリーズ8冊目は、京都!
京都は文化の多様性と歴史的重層性におおきな特徴があり、それは日本の歴史文化の基軸ともなっている。
語り尽くされたかのように見える京都ですが、これまで「あまり」もしくは「ほとんど」ふれられてこなかった「京都の歴史」を、京都研究の第一線にたって活躍する著者たちによって、縦横無尽に語り尽くします。
第1部「ガイドブックに載らない歴史を求めて」では古文書を繙くことで初めて見えてくる歴史を明らかにします。第2部「失われた空間を復元する」では公家たちの邸宅、城郭、宗教施設に焦点を当てて探求。第3部「祭礼をまなざす」はあまた継承される京の祭礼のなかで、王城守護の社、町衆が誇る祇園会、そして練供養の行事に着目。第4部「信仰と美のかたちを読みほどく」では、仏教美術や立花(いけばな)を取り上げます。第5部「史料を徹底解読する」では公家や古社寺に伝わる古文書から村々に残る古文書まで、さまざまな史料の読みで歴史の見方が転換していく醍醐味を堪能できます。第6部「共生のあり方を探る」では、被差別身分や身体障害者など、歴史の表舞台では語られにくかった人々に注目し、その生と社会のありようを考えます。
この一冊を手に、知られざる京都へ。
観光地図にはない風景と歴史を訪ね歩く旅に出かけてみませんか。
執筆は、野地秀俊・村上絢一・鍛治宏介・小林丈広・山田邦和・福島克彦・岸本香織・小出祐子・宇野日出生・西山 剛・福持昌之・井上一稔・本多潤子・細川武稔・河内将芳・平野寿則・玉城玲子・小林ひろみ・松中 博・岸 博実の20名。
【歴史都市京都では、残っている史料が多く、その全容を把握するのが困難ですが、実際に調査にあたった方が、その成果を元に新しい知見を論述することで、本当の京都研究が生まれるのでしょう。本書はその試みの集成として提示したいと思います。】...はじめにより。
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