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風貌 / 私の美学 土門拳エッセイ選

土門拳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062900119
ISBN 10 : 4062900114
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『古寺巡礼』『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』『室生寺』など、昭和の写真界をリードした土門拳は、達意の名文家でもある。肖像写真に添え、被写体の人間像を見事に描出した『風貌』、日本の伝統美を熱く語る『私の美学』をはじめ、時代と社会を見つめ、リアリズムを説き、写真論を展開した珠玉のエッセイ集。「一日本人としての自分自身が日本を発見するため、日本を知るため」そして人々にそれを伝えるために、生を賭した“写真の鬼”。

目次 : 1 風貌(田中舘愛橘/ 尾崎行雄 ほか)/ 2 私の美学(唐招提寺について/ 平等院について ほか)/ 3 社会への眼差し(『ヒロシマ』はじめに/ るみえちゃんはお父さんが死んだ ほか)/ 4 芸術論(自分のこと/ デモ取材と古寺巡礼 ほか)/ 5 風景論(風景写真雑感/ 回想の室生寺 ほか)

【著者紹介】
土門拳 : 1909・10・25〜1990・9・15。写真家。山形県生まれ。日本大学専門部法科夜間部中退。1933年宮内幸太郎写真場に入門、写真の基礎を学ぶ。35年日本工房に入社、報道写真家としてスタート。39年日本工房退社後、室生寺、文楽などの撮影を開始。戦後は「リアリズム写真」を提唱し、『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』に代表されるドキュメント作品を発表、写真界に大きな影響を与えた。63年からライフワーク『古寺巡礼』(全5巻)を刊行(第19回菊池寛賞受賞)。83年郷里の酒田市に土門拳記念館が開館した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • YO)))

    「風貌」における、撮るものと撮られるものとの美的な闘いみたようなのがやはり面白く、谷崎潤一郎の不機嫌な様が撮りたさにワザとジラしていたら、撮影中は泰然としていたものの去り際の襖にピシャリと憤りを込めて出ていかれたり。川端康成を訪れた際に、壁にかかっていた絵をお追従気味に大して良くもないのに褒めてしまったことを激しく悔いたり。小林秀雄の時は、四時間も遅刻した割には好意的に応対してもらえたものの、酔うと絡まれると聞いていたのでビール一杯だけいただいて退散したり(これは単に逃げただけか)

  • チョコろん

    写真家・土門拳による作品解説、及び制作における信条を述べたエッセイを一冊にまとめたもの。---「土門拳って誰?」という人も、彼の作品は見たことがあるはず。昭和中期の偉人や重要文化財の写真は、国語総覧や日本史図説などに度々利用されている。個人的には彼の肖像写真が好きで、『風貌』や『筑豊のこどもたち』に関連した、人物を叙述するエッセイに特に魅力を感じた。著者は「写真家だから文章はイマイチなんだ」という旨で謙遜しているが、とんでもない。ウィットに富んだ文章は面白いし、写真家だからこその独特な視点が味わい深い。

  • けいちゃん

    写真を撮るという行為が持つ意味や目的が、この頃と今とではあまりに違っている。

  • TAK

    最初の方にある有名人の写真。初代吉右衛門や14世 千宗室の写真がいいんだよね。

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