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興亡の世界史 第14巻

土肥恒之

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062807142
ISBN 10 : 4062807149
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2007
Japan

Content Description

王朝の創始、ピョートル大帝と女帝エカテリーナの改革、ナポレオンとの対決を経て、皇帝一族の悲劇的な最期まで。そして、ソヴィエトはロシアに何をもたらしたのか。信仰に支えられた社会と、専制君主の群像を描く。

【著者紹介】
土肥恒之 : 1947年、北海道生まれ。小樽商科大学卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。一橋大学大学院社会学研究科教授。専門はロシア社会史。社会学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • キムチ

    時間をかけじっくり読めた。筆者の論点が地についているのでだれることなく読め分かり易い。350年余のロマノフ王朝の夜明けから20世紀末までを社会通史という切り口で纏めている。面白かったのは*ピョートル大帝が「ロシアは変わらねばならぬ」との信念から外国人をどんどん雇い入れたこと。19Cでもドイツ人エリートを官僚として引き立てて行っている。*ロシア人の愛称「熊」のイメージ〜良くも悪くも。酒乱や交通事故数は深刻な社会問題 平民女性の殆どは忍従の人生を強いられ 口髭や「女房を殴るほどスープは美味くなる」等民話や諺に

  • 翔亀

    ドストエフスキーを読むと19世紀のロマノフ朝の激動の時代--遅れてきた大国の矛盾としかし同時に希望の歴史が感じられ、ロシア史に興味を抱き、本書を開いた。近代ロシア社会史家による、10世紀のキエフ国からソ連崩壊までの通史だ。ソ連共産主義の存在が歴史学にとっても余りに強烈だったので、崩壊後のロシアの歴史学は修正が続いているというが、すでに亡命歴史家が指摘してきたりしていて、そう「新しいロシア史像」があるわけではないという。本書は、主義に偏らない、帝国社会から共産社会までを通じた見通しの良い歴史を語ってくれる。

  • kitten

    図書館本。ロシアの歴史の復習。ピョートル大帝、エカテリーナ2世、アレクサンドル3世など、偉大なツァーリの側に、有能な人材。ロシアはヨーロッパとアジアの間で、地理的な要件が他の国と違う。ロシアとウクライナは兄弟国というのは、ロシアから見ればそうだろう。弟にあたるウクライナがどう思ってるかは知らないが。ロシア系住民というがどこまで遡るかによるけどウクライナはほぼロシア系ではないか。なんにせよ、平和に戻って欲しい。

  • sakadonohito

    ロマノフ朝を中心にロシアの通史。いくつかロシアの本を読んでみたけどやはりロシアは独特だと感じた。アジアとヨーロッパのキメラ(決していいとこ取りではないという意味で)。近代のロシア帝国は思っていた以上に経済大国(貿易も盛ん)だったようで驚いた。

  • futabakouji2

    ロシアの混沌ぶりがわかって更に奥深さを知りロシアがもっとわからなくなる本。ヨーロッパとアジアの間で揺れ動いたと言われるけど、ヨーロッパの中にもいっぱいある。北欧、東ヨーロッパ、西ヨーロッパもある。ロシアはバイキングの流れを汲む正教会なのにピョードル1世の頃に大規模な西ヨーロッパへの変革を進める。正教会が西ヨーロッパの考えを取り入れるってある意味凄いな。アジアでも最初はシベリアの方に拡大する。19世紀に今のカザフ、コーサカスなどを支配するのでアジアの領域が北と中央アジアまで広がる。多様な国だわ。うん。

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