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基軸通貨 ドルと円のゆくえを問いなおす 筑摩選書

土田陽介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480018090
ISBN 10 : 4480018093
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜドルは基軸通貨になったのか。基軸通貨の基本的な性質を解説し、近年の新興国のドル離れにもかかわらず強いドルの現状を明快に分析。円の未来も展望する。

【著者紹介】
土田陽介 : 1981年生まれ。一橋大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。浜銀総合研究所を経て、現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部副主任研究員。海外マクロ経済調査(主に欧州)を担当。日本大学、関東学院大学などで非常勤講師を務めるほか、学会誌や経済誌への投稿多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    トランプの不確実性外交に振り回される世界だが、アメリカの主張に従うしかないのは米ドルの基軸通貨としての地位が揺るがないからだ。アメリカ内部で分断と衰退が進んでも、超大国アメリカにとって代われる政治経済軍事力と金融市場を有する国はついぞ現れなかった。ソ連ルーブルや日本円は敗れ、ユーロや人民元も遠く及ばず、反米を掲げる国の国民は自国通貨よりドルを求める。日本も株高を維持するには円安でなくてはならず、アメリカの政策に一喜一憂する有様だ。今こそ健全財政の再建を訴える政治家の指導性が求められるが、無理な話だろうか。

  • ベンアル

    図書館本。基軸通貨の定義、スペイン→イギリス→アメリカへと移った歴史、人民元や円が基軸通貨になり得ない理由など、分かりやすく説明している。2024年に出版された本なので、8月の株価暴落についても述べられており、タイムリーで分かりやすい。

  • とり

    基軸通貨とは何か?から始まり、基軸通過になりうる条件、歴史、現状と今後についてまとめられている。基軸通貨の条件とは、その通貨を発行する国が@圧倒的な国力(経済力、政治力、軍事力)をもつ、A高度な金融市場を有している、B通貨の交換量が突出して多い、の3点と定義している。現状では米ドル以外に該当するものはなく、当分続くであろう。日本円は長期にわたる低金利政策に社会が慣れすぎて今更金利を上げることができなくなったため、投資家による円安誘導に対抗するために金利を上げるといったこともできず、ノーガードの状態が続く。

  • ゼロ投資大学

    本書は基軸通貨の条件を三つ定義している。@極めて大きな国力を有することA安定した金融市場を有することB通貨取引の総量が大きいこと。第二次世界大戦後は米ドルが基軸通貨として、世界の取引で使用されてきた。国力の指標である経済力・政治力・軍事力の三つでアメリカに匹敵する国家は存在しないので米ドルの基軸通貨の座は当面揺らがない。

  • Go Extreme

    史実無視の反米ドル論への警鐘 金本位制の限界と管理通貨制への移行 飛躍的に向上した金融政策の自由度 機能しなかった決済ルーブル 人民元国際化の野心とトリレンマの壁 多様性ゆえの一枚岩になれぬBRICS 金本位制回帰という非現実的構想 米国によるドル離れへの経済制裁圧力 暗号資産による脱ドル化の夢と現実 トルコ経済、物価高騰による「膨張」 メキシコ脱ドル化成功の鍵、ルール遵守 物価目標に基づく金融政策の重要性 CBDC普及の可能性とリスク 実質ノーガード状態の日本の金融政策 物価目標から乖離した円の独歩安

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