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三畳紀の生物 生物ミステリーpro

土屋健

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784774174051
ISBN 10 : 477417405X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 1 大絶滅から一夜明けて/ 2 再構築された海洋生態系/ 3 水際の攻防/ 4 テイク・オフ!/ 5 クルロタルシ類、黄金期を築く/ 6 大繁栄の先駆け/ 7 第4の大量絶滅事件/ エピローグ

【著者紹介】
土屋健 : オフィスジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の記者編集者、サブデスクを担当。2012年に独立して現職。フリーランスとして、日本地質学会が年2回一般向けに発行する広報誌『ジオルジュ』でデスク兼ライターを務めるほか、雑誌等への執筆記事も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ホークス

    2015年刊。化石写真とイラストが美しいシリーズ。三畳紀から中世代が始まる。三畳紀は、@最初と最後に五大絶滅事件の内二つが起こり、A超大陸パンゲアが存在し、B酸素濃度が低かった。中世代は爬虫類の時代。三畳紀の時点で、海にはイルカ、シャチ、ナガスクジラそっくりの魚竜たちや首長竜の近縁種がいた。陸の覇権は、前王者である単弓類(哺乳類の祖先)、初期の恐竜類、そしてクルロタルシ類(ワニの祖先を含むグループ)の3勢力が競っていた。三畳紀末の絶滅事件は原因がよく分からず、恐竜がこの事件を生き延びた理由も分かっていない

  • ヨクト

    個人的待望のシリーズ第五巻。ついに時代は三畳紀に至る。ペルム紀で発生した生物多様性爆発からの大量絶滅、そして多様化、そして大量絶滅、そして恐竜が跋扈するジュラ紀へ。この大量絶滅の狭間にあるのが三畳紀である。大量絶滅を生き延びた生物たちは更に大きく変化する。恐竜の序章がここからはじまるが、本書の主役は恐竜ではない。

  • たまきら

    大好きな中生代へ。非常に興味深かったのは、三畳紀という長い時期を席巻していたクルロタルシ類(ワニとして現存しているとされる)の大量絶滅である。彼ら亡き後の王座には恐竜が座り、やはり白亜紀末期に絶滅(鳥類として現存しているとされる)するのだが、大量絶滅の原因がまだ判明していないこの絶滅には興味がそそられる。収斂進化は非常に興味深いものがある。長く続く生物たちの多様性にはただ驚くばかり。そういえば中生代はカバみたいな植物食のワニもいたんだっけ…。ラッセル教授の恐竜人間だって笑い飛ばせないわけです。

  • 更紗蝦

    カメの甲羅は皮膚が変化したものだとずっと思い込んでいたのですが、まさか肋骨が変化したものだったとは…! 哺乳類の耳を構成している「キヌタ骨」と「ツチ骨」は、元は顎の関節をつくる骨だったという話も興味深いです。骨って意外な形に変化するんですね。

  • 白義

    二つの大量絶滅に挟まれた三畳紀を一言で表すなら、爬虫類の時代で決まりだろう。海、空、そして陸を多様な進化を遂げた爬虫類たちが支配し、その印象は後の恐竜の覇権時代と変わらないように見える。しかし三畳紀において恐竜はまだ小さな脇役で頂点ではない。この時代、パンゲア大陸の頂点に立つのは、まるでワニ寄り恐竜のような「クルロタルシ類」で、表紙のデスマトスクスもこのグループの一員。多様性も恐竜より秀でたこのグループが大量絶滅に対応できず、次代の覇権を恐竜に譲った理由は、恐らくただの偶然、運だという。生命史の本質である

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