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機能獲得の進化史

土屋健

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622090298
ISBN 10 : 4622090295
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

最初に眼や顎を獲得したのはどのような生物だったのか。その出現により当時の生態系に何が起きたのか。6億年の生命史に転換点をもたらした生物たちに迫る。

目次 : 第1章 攻撃と防御/ 第2章 遠隔検知/ 第3章 あし/ 第4章 飛行/ 第5章 愛情

【著者紹介】
土屋健 : 2003年、金沢大学大学院自然科学研究科修士課程修了。科学雑誌『Newton』の編集記者、部長代理を経て、現在、オフィスジオパレオント代表。サイエンスライター。日本古生物学会会員。日本地質学会会員、日本文藝家協会会員。専門は地質学、古生物学。著書・監修書多数。2019年、日本古生物学会貢献賞を受賞

かわさきしゅんいち : 1990年、大阪府生まれ。一般企業に就職後、独立。現在、絵本作家、動物画家、漫画家。生物多様性の面白さを伝えるため、時代や分類問わず生き物の目線や人とのつながりを描く

藤井康文 : 1949年、山口県生まれ。1972年、立教大学経済学部卒業。広告代理店、制作会社を経て、1980年代から現在まで古生物復原画家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • なっく

    これは面白い。生物が淘汰される中で獲得してきた、様々な機能。攻撃、防御、検知、あし、飛行、そして生殖。生存競争に勝つために獲得したというよりも、獲得したものだけが残ったという事実が静かに胸を打つ。私たちは数多くの犠牲の上に長い長い競争を経て、この機能を備えたのだ。しかし人間は飛行機能を獲得できていないし、嗅覚や走行機能はお粗末だ。おそらく人間は頭脳という機能で生き残るしかないのだろう。犬、猫、鳥、亀、身近な動物を観察、彼らの獲得してきた機能を考えるのは楽しい。

  • Hiroo Shimoda

    眼、圧力センサー、エコロケーション、、「遠隔検知」の能力が生態系での立ち位置に影響するというのはビジネスに通ずるところがある。

  • 人生ゴルディアス

    五つの大きな機能に着目し、それぞれ古生物を例に出して機能の進化を語っていく。コラムを書籍にまとめたものということで、読みやすくある反面、ちょっと物足りなかったかな。すごく興味を惹かれたのは、水生生物が足とも呼べない足を手に入れていた頃、なぜかそれより前の地層から四足動物と思しきものの足跡の化石が出てきているというやつ。タイムトラベル……! あとは翼竜なんかの羽の前身が飛ぶためじゃなくて抱卵のためのものというのはへええと。それもまた元は体温を上げるため表面積を稼ぐものであり…みたいな連鎖がよかった。

  • 5〇5

    生命の進化を「機能面」から考察する試みだ ♦攻撃する機能、防御する機能、移動する機能、飛行の機能等に着目する ♣機能とは目的に応じて分化していく。ある目的のための機能が、時に別の目的に活用される ♥新たな機能獲得により、生命が多様化し、生態系が複雑化していくのだ ♠目新しい情報はないが、進化の道筋が理解しやすい内容になっている。

  • きっしょう

    生物の獲得した機能と進化を「攻撃と防御」「遠隔検知」「あし」「飛行」「愛情」の5章に分けて解説している。 イラストも豊富で読み易い。軟組織である眼や生殖器などは化石としてほとんど残らないため、骨の形の変化などから 進化の過程を推測し、各機能の役割の変遷を辿るのは大変な労力だろうが、読み手としては面白い。

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