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土井晩翠 / 上田敏

土井晩翠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784786800702
ISBN 10 : 4786800708
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
上田敏 ,  

Content Description

目次 : 土井晩翠(土井晩翠詩抄(天地有情/暁鐘/東海遊子吟/曙光/天馬の道に)/ 雨の降る日は天気が悪い/ 漱石さんのロンドンにおけるエピソード―夏目夫人にまゐらす/ 名犬の由来/ 学生時代の高山樗牛/ 新詩発生時代の思ひ出/ 「イーリアス」訳の跋)/ 上田敏(海潮音/ 忍岡演奏会/ 『みだれ髪』を読む/ 民謡/ 飛行機と文芸)

【著者紹介】
土井晩翠 : 明治4年、仙台に生まれる。小学校の頃から文学に親しませる家に育ち、在中学は「帝国文学」に作詩を発表した東京帝大英文科を卒業後、明治32年に処女詩集「天地有情」を刊行、滝廉太郎の作曲で知られる「荒城の月」を収める一巻のなかでも、「星落秋風五丈原」に代表される漢語を駆使した荘重な叙事の調べは、島崎藤村の抒情詩と並んで時人に迎えられる。その後も第二詩集「曉鐘」以下に国民詩人の気概を賦しては、第二高等学校教授をつとめる傍ら、ホメロスの「イーリアス」「オヂュッセーア」をギリシャ語原典から訳出する業を遂げた。昭和25年、文化勲章を受章し、同27年歿

上田敏 : 明治7年、東京に生れる。第一高等中学校から東京帝大英文科に学ぶ間、「文学界」同人となり、また「帝国文学」に海外の文学事情の紹介の筆を執ったのは、やがてフランス象徴派を主とする詩篇の翻訳に向わせ、一連の訳詩を輯めて明治38年に刊行した「海潮音」は、近代日本の象徴詩運動の一端緒を開く。他方で「『みだれ髪』を読む」で与謝野晶子の一巻をつとに認めて推賞した烱眼は、同34年に出版の評論集「文芸論集」によく示され、京都帝大教授の任に就くなかで、長編小説「うづまき」の作をなすなど、明治文壇を領導したと見る間に、大正5年に歿した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ダイキ

    大学図書館。『土井晩翠詩抄』は保田與重郎による選。晩翠の詩は語句が難解(保田はこれ位の知識は文明の国民としての「義務」だと断言していますが)で、意味が明瞭には理解出来なくとも、読んでいるうちにそのしらべに感極まってきて泣きそうになります。保田は晩翠を「この詩人は人を戦はせる人でなく、厳粛に祈らせる人であつた」と賛していますが、それは「登高賦」中の詩句によるものでしたか。上田敏博士が民謡の蒐集に尽力されていた事は知りませんでした。そういえば『海潮音』の訳詩の中には民謡的なリズムや語句が見受けられますね。

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