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皇室法入門 ちくま新書

園部逸夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480072764
ISBN 10 : 4480072764
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

天皇とは、皇室とは何か。象徴制と世襲制から解きほぐし、安定的に維持するにはどうすべきか、制度の基礎を国民目線から解説する。議論の出発点となる決定版。

【著者紹介】
園部逸夫 : 1929年生まれ。京都大学法学部卒業。同大学法学部助手、助教授、ミシガン大学・コロンビア大学客員研究員を経て、法学博士(京都大学)。東京地方裁判所判事、東京高等裁判所判事、前橋地方裁判所判事、最高裁判所調査官等を歴任。その後筑波大学社会科学系教授、同大学第一学群長、成蹊大学法学部教授を経て、最高裁判所判事に。1999年に定年退官。外務省参与。叙勲、勲一等瑞宝章。2005年皇室典範に関する有識者会議座長代理、2012年内閣官房参与を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

    小泉内閣における「皇室典範に関する有識者会議」座長代理を担った著者による本である。前半は皇室法の解説が続き、退屈を感じるかも。この本のメインは後半だ。そこでは、今後の皇位継承に関する課題が提示されている。解説者として中立的にあろうとするが、女系天皇容認派とされる著者の私見が滲み出る。どのような立場の人が読者になるかによって内容への賛否が分かれるだらう。どの立場であれ国民は皇位継承の問題に真剣に向き合う時期にあることをこの本を通して思わされる。令和の最新情報に基づく皇室制度の入門書の一冊としてお勧めしたい。

  • 秋津

    「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」(日本国憲法第1条)であり「皇位は、世襲のもの」(同第2条)と規定される天皇の地位や行為などの制度上の位置付けを解説し、皇位継承を考えるに当たってどのような論点があるのかを示した一冊。「男系・女系」、政治・宗教との関係、「象徴とは?」などの議論や問題提起は代替わりや皇子誕生といった「イベント」における一時的なものではなく、不断に考えなければならず、その行為こそが天皇の地位の根拠となる「主権の存する日本国民の総意」(憲法第1条)を形成するための営みであると感じた。

  • Masatoshi Oyu

    象徴天皇制度を安定的に存続させていくための論点や考え方を著者なりに整理した本。今後国民が皇室や天皇の制度を論じていくためにとても参考になると思う。

  • 我門隆星

    論文とかエッセーとか分類を気にせず虚心に眺めると、平易で分かりやすい。が、「らしい」などといった推測を多用されると、再読する気力は薄れる。悪くはないが、「良い評価」を与えることはできない。

  • depo

    周りで女性天皇が話題になったとき女性天皇と女系天皇の違いを聞いてみた。ところがだれもその違いを知らなかった。天皇制反対論の方達が女性天皇を推奨しているのが気になる。イギリスでは女性国王のみならず女系国王も容認されている。現在のエリザベス二世女王の次は女系国王になる。そこで王朝名も変更される。日本では一貫して男系天皇だったので名字も必要ではなかったが、女系天皇になった場合名字はどうなるのだろうか。

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