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植物の形には意味がある 角川ソフィア文庫

園池公毅

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044007270
ISBN 10 : 4044007276
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

どうして根っこはもじゃもじゃしているのか。なぜ丸い葉っぱとギザギザな葉っぱがあるのか。変な形の木は一体どうしてそんなふうに伸びたのか。近づいて観察すると、それぞれに形の不思議が見つかる植物たち。葉や枝や根、花や果実がどんな理由でその形をしているのか、豊富な図版とともに基礎からやさしく解説。形と機能のつながりを知ることで身近な植物とのふれあいをもっと楽しめるようになる、観察から始める植物学入門。

目次 : 第1章 葉はなぜ平たいのか/ 第2章 葉の断面の形を考えてみよう/ 第3章 葉の厚みの多様性を考える/ 第4章 葉の大きさと形の意味/ 第5章 茎はなぜ長細いのか/ 第6章 根はなぜもじゃもじゃなのか/ 第7章 花の色と形の多様性/ 第8章 果実の形は何が決めるのか/ 第9章 草の形・木の形を決める要因/ 第10章 生物と環境のかかわり

【著者紹介】
園池公毅 : 早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専門は植物生理学、特に光合成。1961年東京生まれ。東京大学教養学部卒。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。理化学研究所特別研究生、東京大学理学部助手、東京大学新領域創成科学研究科准教授を経て、現職。和歌の披講や装束の衣紋といった伝統文化の継承にも携わり、新年の宮中行事の一つである歌会始の儀の披講所役を約40年にわたって務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Major

    雑草が好きだ。観るだけで学びを得る。名を識るだけで愛着が湧く。何も足さない、何も引かない、馴染みの道端に生う者達。恐ろしく個性的だ。人間など比較にならね。そろぞろが強かに生きている。物言わぬ者達。問いかけは自身に返る。「葉はなぜ平たいのか?」「茎はなぜ長細いのか?」「果実の形は何が決めるのか」自然合目的性に照らし合わせて科学的に自問自答するより他はない。図らずも植物達は僕に哲学もさせてくれた。お薦めです。

  • PAO

    「この本で紹介するのは、むしろ興味と知的好奇心に基づいた科学の世界です」…偶々チューリップを育てることになり、その成長を観察してるうちに段々愛着が湧いて可愛くなってしまう毎日…昨日ついに開花して「頑張ったね」と声をかけてしまいました。本当に植物は不思議で動物である私達には理解できない存在なのかもしれませんがこの本を読んで植物への理解がほんの少しですが深まった気がします。桜を愛でる時にも雑草を抜く時にもサラダを作る時にも物言わぬ植物は私達の大切なパートナーであり、彼らの生存戦略には学ぶことが沢山ありました。

  • ひめぴょん

    植物の形について「正解」であるかどうかではなく「考える」本。環境の多様性が生物の多様性を生み出している。その多様性がどういう利点のためにそうなっているかを実験や考察を通して見せてくれる。形の背景の意味を考える。分類学とはまた違った視点で面白い。極端な環境ではそれの対応に特化したものが生き残るのに対して、温和な環境ではいろいろな因子への対応を考慮した多様性のある植物が存在する。そういう目で見ると世界が違って見えてくるなあと感じました。以下は文中で気になった部分。 無駄に見える部分でも実際にはなくてはならなら

  • 行加

    植物の光合成を専門にされている先生の本。院内図書室本。 かつて理科の授業を受けた「大人」に向けた本ですが、植物に興味がある子どもたちにも面白いかもしれません(*^^*) 教科書に載っていた「葉の断面図」の詳しい説明とか、根粒の事とか…当時は暗記するだけだったものを理解できたのは幸せでした(*^^*) かといって、庭の雑草が可愛くはならないので、特徴を頭に入れつつ草刈りに精を出したいと思います!w

  • kamekichi29

    植物の形がなぜそうなったかを、考える本。著者が光合成の専門家で形状などについてはあまり詳しくない?ということで、読者も一緒に理由を考えながら、解説していくという感じ。

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