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ぼくはクマムシになりたかった かあさんに残したさいごの笑顔 いのちつぐ「みとりびと」第2集

國森康弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784540122538
ISBN 10 : 4540122533
Format
Books
Release Date
February/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

南極でも、ジャングルでも、海の底でも、なんと宇宙でも生きていられる、「最強」の生きもの、クマムシ。福島県南相馬市の仮設住宅で出会った28歳の勝彦さんはいいました。「クマムシになりたい」左足の痛みに耐えられなくなったのは6、7年前。骨肉腫というがんの一種と告げられました。闘病中に起きた3.11大震災。放射線量が高くて、自宅には戻れません。ありきたりだけど大切な夢がありました。でも、それは、あきらめました。勝彦さんが最後に望んだのはおかあさんとの写真を残すことでした。

【著者紹介】
國森康弘 : 写真家、ジャーナリスト。1974年生まれ。京都大学経済学研究科修士課程修了、神戸新聞記者を経てイラク戦争を機に独立。イラク、ソマリア、スーダン、ウガンダ、ブルキナファソ、カンボジアなどの紛争地や経済貧困地域を回り、国内では、戦争体験者や野宿労働者、東日本大震災被災者の取材を重ねてきた。「あたたかで幸せな生死を伝えること」「いのちの有限性と継承性」をテーマに、近年では看取り、在宅医療、地域包括ケアの撮影に力を入れ、滋賀・永源寺地域の花戸貴司医師らに同行取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パフちゃん@かのん変更

    クマムシとは、水がなくても120年も生き、摂氏150度、マイナス200度のもとに数分間置いておいても死なず、真空に近い状態でも、強い放射線を当てても生き残る地球最強の生物。著者が福島県南相馬市の仮設住宅で出会った28歳の青年は骨肉種で闘病中だった。自宅に帰りたいが放射能が強くて帰れない。お母さん、自分を責めないで。と、優しい。お母さんに笑顔の写真を残して亡くなった。

  • kinupon

    このシリーズ7巻目です。今回も若い命がまた一つ天に召されました。「クマムシ」この言葉のなんと重たいことか。

  • pocco@灯れ松明の火

    母を気遣う息子からの愛は、本当に優しくて。これからも元気に生きて欲しいから、最期は「笑って母と写真を撮りたい」だなんて。 どうしてクマムシになりたいのかも理解出来たが・・・辛い。一生懸命、生きよう!

  • ヒラP@ehon.gohon

    自分には奇異なタイトルに思えたのですが、骨肉腫という不治の病で死と直面する勝彦さんからすれば、切実な祈りだったのですね。 東日本大震災で被災して、原発災害で家に帰れない生活の中で、蝕まれていく我が身と、家族の事を思う姿はとても切ない気持ちになりました。 最期にはやっぱり人間が良いと言って息を引き取った勝彦さんを見て、命の崇高さを改めて痛感しました。

  • 魚京童!

    難しいよね。今の気分で読む本ではないと思う。

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