國學院大學日本文化研究所

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歴史で読む国学

國學院大學日本文化研究所

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784831516114
ISBN 10 : 4831516112
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

多様性と複雑性にあふれる「国学」の歴史がわかる―。日本社会が大きく変動した近世という時代に登場し、近代というさらなる激動期に洗練と制度化を経た国学思想の内実と方法を現代にいたるまで通史として叙述し、混沌と通説の狭間にあるその可能性を追求した新しい入門書。

目次 : 元禄期 徳川光圀と契沖/ 宝永〜享保期 荷田春満の活動を中心に/ 元文〜延享期 荷田在満・賀茂真淵の時代/ 宝暦・明和期 賀茂真淵と本居宣長/ 安永・天明期 多様化する国学/ 寛政期 復古の諸相/ 享和〜文政期 宣長学の継承と平田篤胤の登場/ 天保期〜ペリー来航 本居門・平田門と草莽の国学/ ペリー来航後〜慶応三年 平田派・本居派の動向と尊攘運動/ 明治元年〜明治八年 明治新政府と国学者/ 明治八年〜明治二十三年 「明治国学」の成立/ 明治中期〜昭和二十年代 「新国学」の提唱 / 明治後期〜現在 「国学」研究の近現代史

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    契沖に始まり四大人へ至る国学の歴史は知っていたが、その家族や友人知人に他の学者や門下生も加えた国学群像と称すべき人間ドラマが全国で展開していた状況を一望できる。彼らの学びや教え、著述が広まったからこそ国学は武士から庶民まで浸透したのだ。宣長や篤胤の著書出版や政治との関りも見逃さず、幕府や各藩まで一般教養として受容されたのが幕末維新に至る動きを準備した経緯だった。しかし明治に洋学が入ってくると、非実用的な国学は学問の一分野に敬して遠ざけられる。歴史を大きく動かした国学について、日本人はもっと知るべきだろう。

  • Ohe Hiroyuki

    本書は、国学の歴史を書くという意欲作である。COEプログラムなどの諸研究が結実した作品でもある。▼話は水戸光圀から始まり、令和までカバーされている。「入門書」とはあるが、その出てくる人数と書籍数に、頭がいっぱいになる内容である。▼平成・令和までくると、書籍紹介になってしまっている感も否めないが、現在進行形の研究を紹介するのであれば、そのような文体にならざるを得ないであろう。▼印象的なのは、明治初期において、「国学」とは法制史も含有していたことである。その一つは大日本帝國憲法として結実している。

  • Go Extreme

    近代国家の成立と学問の再編分化 神道説の多様化 元禄文化と呼ばれる独自の文化 古代の文献そのものに遡って研究する姿勢 古典音律の研究 和歌と政治の関係 古代の歌風を理想とする万葉調 もののあはれ 国学における道 古道論を展開し朝廷・天皇を尊重 復古神道と呼ばれる潮流 幽冥や神霊といった神秘的な領域 みよさし論 王政復古を求める思想的基盤 近代における天皇親祭体制の出発点 國學院の設立 国民道徳の根幹 国民性や民族精神といった概念 新たな視点から日本文化 文学の政治化と政治の非政治化 現代的な課題意識

  • katashin86

    国学の衣鉢を継ぐ國學院大學がまとめた、契沖以来の国学の歴史。真淵・宣長・篤胤の3人にとどまらない国学の広さと深さの案内。

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