Books

マッチョになりたい!? 世紀末ハリウッド映画の男性イメ-ジ

國友万裕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779116476
ISBN 10 : 4779116473
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2011
Japan

Content Description

揺らぐアイデンティティ、父性の喪失、同性愛…。90年代のあの人気映画9作品を、男性ジェンダーの視点で読み解き、ポスト・フェミニズム時代の男性像とその行方を探る。

【著者紹介】
國友万裕 : 1964年生まれ。同志社大学・龍谷大学・京都女子大学・京都外国語大学・京都外国語専門学校(英語)非常勤講師。専門は、アメリカ映画・文学・ジェンダー。所属学会:新英米文学会、日本映画学会、日本比較文化学会、日本ジェンダー学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • katoyann

    ハリウッド映画を男性学の研究知見から分析した論考。アメリカの男性運動の潮流を抑えた上で、映画における男性性について考察している。肉体的なマッチョを誇るのが伝統的なハリウッド映画の描く男らしさとなるが、肉体的な強さを活かすことが求められる産業が衰退を遂げ、サービス産業が優勢になると、男にも女性的な感情表現が求められるようになる。その変化を描いた作品が『トゥルーマン・ショー』だという。また、『グッド・ウィル・ハンティング』も男性がパワーよりも親密さを志向する物語だという。映画好きの方にオススメ。

  • ひるお

    『グッド・ウィル・ハンティング』『ファイト・クラブ』『トゥルーマン・ショー』『マトリックス』など、90年代のハリウッド映画を男性学の視点から読み解き、ポスト・フェミニズム時代の男性像の行方を探る一冊。どの映画のキャラクターも、父性を掴めないことや父親との関係が原因で問題を抱えており、“男性性”構築の上での父性の重要さを感じさせる。一方で、本書はあくまで90年代の映画の分析であり、現在の状況にはそぐわない記述も多い。フロイト的な男女二元論も目立ち、事実誤認もあるため、注意しながら読む必要がある。

  • 不動 明

    今回この本を読むに当たって嘗て観た映画やDVDで購入している映画以外は全てレンタルして観ました。大変面白かったです。順序としては最初に映画を観て自分の中でのその映画の感想や感慨を思い留めてから各映画分析を読むと「そういう解釈か〜」と感心したり、「自分はあそこは違う思想を反映しているとも思う…」等と感じたり考えたりして読書が立体化されて面白かったです。こういった本から今まで触手が延びなかったジャンルのDVDや映画を観る事が出来て今回は優越した読書を楽しめました♪

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items