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ISBN 10 : 476283095X
Content Description
カウンセリングの鍵は、会話そのものである。日本人の熟練ナラティヴ・セラピストによる4つのデモンストレーションの逐語録を、最初から最後まで、全編収録。各々の対話について、対人援助者の3人(計11名)が、さまざまな視点で読みほどいていく。更には「クライエント体験」の視点からもカウンセリングの実際を振り返る。硬直した支配的な言説に抗して、治療的会話の多様性と可能性を探る。
目次 : 1 さくらさん 自分に向かう「八つ当たり」(さくらさんとのダイアログをめぐって1/ さくらさんとのダイアログをめぐって2/ さくらさんとのダイアログをめぐって3/ クライエント体験をしてみて)/ 2 みどりさん あなたが手を伸ばして、掴もうとしているものを、一緒に探す私(みどりさんとのダイアログをめぐって1/ みどりさんとのダイアログをめぐって2/ みどりさんとのダイアログをめぐって3/ クライエント体験をしてみて)/ 3 鈴木さん 真珠を育てる(鈴木さんとのダイアログをめぐって1/ 鈴木さんとのダイアログをめぐって2/ 鈴木さんとのダイアログをめぐって3/ クライエント体験をしてみて)/ 4 さつきさん 対等な関係へ(さつきさんとのダイアログをめぐって1/ さつきさんとのダイアログをめぐって2/ さつきさんとのダイアログをめぐって3/ クライエント体験をしてみて)/ 補章 ナラティヴ・セラピーについて(ナラティヴ・セラピーについて書くために/ ナラティヴ・セラピーの誘う世界―「私たちは物語を生きている」/ 多様な物語がそこにある/ “問題”にはまらないこと/ “問題解決”にはまらないこと/ 事件記者の冷めた関与/ オルタナティヴ・ストーリーの切れ端を見つけたら/ “行き先の定まっていない旅”に望む姿勢/ 結び―“会話の展開”を知っていくということについて)
【著者紹介】
国重浩一 : 1964年、東京都墨田区生まれ。ニュージーランド、ワイカト大学カウンセリング大学院修了。日本臨床心理士、ニュージーランド、カウンセラー協会員。鹿児島県スクールカウンセラー、東日本大震災時の宮城県緊急派遣カウンセラーなどを経て、2013年からニュージーランドに在住。同年に移民や難民に対する心理援助を提供するための現地NPO法人ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランドを立ち上げる。2019年には東京に一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センターの立ち上げに参加
横山克貴 : 1990年、神奈川県相模原市生まれ。2015年、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。臨床心理士。一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センター所属カウンセラー。現在、東京大学大学院教育学研究科博士課程に所属。2018年、ナラティヴ・セラピーを学ぶために、ニュージーランドのワイカト大学に客員研究生として1年間留学。2019年、東京で一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センターの立ち上げに参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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