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日中関係史 有斐閣アルマ

国分良成

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784641220065
ISBN 10 : 4641220069
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日中関係は、どこから来て、いまどこにあり、どこへ向かおうとしているのか。主に政治関係史の視点から1949年の中華人民共和国成立以前の日中関係を概説した上で、1949年以後の日中関係を第一線の研究者が分析・解説する。

目次 : 序章 1949年以前の日中関係―競存と対立の間/ 第1章 1950年代の日中関係―「二つの中国」との関係の形成/ 第2章 1960年代の日中関係―「二つの中国」の狭間で/ 第3章 1970年代の日中関係―国際政治と日中関係の再編/ 第4章 1980年代の日中関係―大いなる発展と諸問題の表出/ 第5章 1990年代の日中関係―中国の台頭と摩擦の増大/ 第6章 21世紀初頭の日中関係―戦略的互恵関係への険しい道のり

【著者紹介】
国分良成 : 1953年、東京都に生まれる。1976年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。1981年、慶應義塾大学大学院博士課程修了。慶應義塾大学法学部助教授、同教授などを経て、防衛大学校長、慶應義塾大学法学部客員教授(現代中国政治・外交、東アジア国際関係専攻)。博士(法学)。著書に、『アジア時代の検証 中国の視点から』(朝日選書、1996年、アジア・太平洋賞特別賞受賞)、『現代中国の政治と官僚制』(慶應義塾大学出版会、2004年、サントリー学芸賞受賞)など

添谷芳秀 : 1955年、茨城県に生まれる。1979年、上智大学外国語学部英語学科卒業。1987年、米国ミシガン大学大学院政治学専攻博士課程修了。慶應義塾大学法学部助教授などを経て、慶應義塾大学法学部教授(国際政治学、アジア太平洋の国際関係、日本外交専攻)、Ph.D.(国際政治学)

高原明生 : 1958年、神戸市に生まれる。1981年、東京大学法学部卒業。1988年、英国サセックス大学大学院博士課程修了。桜美林大学国際学部助教授、立教大学法学部助教授、同教授などを経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授(現代東アジア政治専攻)、D Phil(Sussex)

川島真 : 1968年、横浜市に生まれる。1992年、東京外国語大学外国語学部中国語学科卒業。1997年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。北海道大学大学院法学研究科助教授などを経て、東京大学大学院総合文化研究科准教授(中国近現代史、アジア政治外交史専攻)。博士(文学)。著書に、『中国近代外交の形成』(名古屋大学出版会、2004年、サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • coolflat

    19頁。1921年から22年にかけてワシントン会議が開催された。ここには1921年に期限を迎える日英同盟の継続問題も絡んでいた。会議では、中国に関する9カ国条約、太平洋に関する4カ国条約、海軍力に関する5カ国条約が締結され、主に日英米間に協調関係が生まれたとされる。だがワシントン体制の枠組みに、ソ連、ドイツ、あるいは北伐を成功させる中国の広東政府などは含まれていない。他方、1920年代前半の日本外交を担ったいわゆる幣原外交は対英米協調を基調に、在華経済権益の拡大、南何周権益の維持を目的とするものであった。

  • zen-dai

    日中関係について客観的にかかれており分かりやすい。ネットやメディアを通しての中国とは異なる一面を垣間見た。日中関係については米中関係の一部として存在している印象を若干、受けた。戦後70年、そして米中G2時代の今日に読む価値はあると思います。

  • セイタ

    日中関係の重要なファクターやその軌跡について書かれた本!第二次安倍政権の成立まで書かれている。このような教科書のようでしっかりした本は最近のことが書かれないという欠点が往々にしてあるが、今回は出版直後だったのでラッキーだった。歴史が現在にどう繋がるかを考えながら読んだ。日本の立場は中国を国際機関に引き込み、国際ルールの中で責任を果たさせること。その考えが巨額のODAにも繋がった。親日的な指導者は歴史問題と台湾問題には触れない。この話題はある種のタブー。中国は一党独裁のため、最高指導者の役割が大きい。

  • うどん

    教科書みたいな雰囲気のする本。歴史、とくに現代史の認識に完全な客観なんてないんだろうとは思うけどなんかそういった印象を受けます。この本を読むと右寄りの印象がある政治家も、なんか思ってたよりは全然バランス感覚のある人達だったのかも思えました(石原慎太郎は除く)。そして、本の最後に外交は内政の延長とあるように日中関係を難しくさせてるのは日中共に政府そのものよりはむしろその回りの人々なんでねえのと思ってしまいます。当たり前のことだけど、自分も含めて民度の低いのってほんと問題だわ。

  • kozawa

    完全に中立な歴史記述とかないけれど、少なくともネットの真実よりの「自説に都合のよい記述の寄せ集め」とかではない。あと、歴史上の事項について、後の研究にて明らかにされた背景(この要人がなぜその時それをやったのか、等)をできる限り端的に記述しているし、控えめに行ってもまとめサイトで勉強するよりはこれを読んだ方がましということは言える。

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