Product Details
ISBN 10 : 4338287268
Content Description
ふとなにかが動いたような気がした。立ちどまって、向かいの建物に目をやる。でもどのベランダにも人の気配はなかった。気のせいか。そう思って、背を向ける寸前に気づく。それは、あの子の家のベランダに置いてあるケージだった。ケージの中に、まるめて突っこんであるように見えた白い布が、むくりと起きあがる。ものすごい暑さにもかかわらず、ぶわっと鳥肌が立つ。それはあの子だった。日本児童文学者協会第20回「長編児童文学新人賞」入選作。
【著者紹介】
四月猫あらし : 東京都生まれ。早稲田大学第二文学部文芸専修卒。元学校図書館司書。通勤電車の中、スマートフォンで書いた本作が、日本児童文学者協会主催の第20回長編児童文学新人賞入選を果たす。現在は大学研究所にて秘書業務のかたわら、執筆活動に従事している。季節風同人。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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☆よいこ
読了日:2023/02/15
わむう
読了日:2023/09/18
まる子
読了日:2022/11/10
昼夜
読了日:2022/12/17
雪丸 風人
読了日:2022/11/13
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