Books

子どもは誰のものか? 文春新書

嘉田由紀子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166614936
ISBN 10 : 4166614932
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国際的に離婚後の共同親権が認められるなか、なぜ日本では“骨抜き”の共同親権しか実現し得ないのか。全国四〇人超の当事者との対話を通して浮かび上がったのは、行き過ぎたフェミニズムがもたらした社会の歪みだった。子どもの幸せを第一に考えた、日本の家族の未来を展望する。

目次 : 第一章 単独親権のもとでの悲劇(夫婦の別れは子との別れ 続いてきた「縁切り文化」/ 問題を「自分事化」して解決を探るパーソナライゼーション ほか)/ 第二章 改正民法「選択的共同親権」の限界(明治民法以来の一二六年ぶりの改正/ 民法改正の機運が高まった背景 ほか)/ 第三章 フェミニズムと共同親権反対運動(日本の家制度への疑問/ 学生時代に感じたフェミニズムへの違和感 ほか)/ 第四章 離婚に直面した子どもの心に寄り添う道(子どもの幸福度は先進国最下位クラス/ 父と母との間で揺れる子どもの心 ほか)/ 第五章 日本の家族の未来(少子化という「静かな有事」/ サル学に学ぶ 人間の「共同保育」の原点 ほか)

【著者紹介】
嘉田由紀子 : 1950年、埼玉県本庄市の養蚕農家生まれ。熊谷女子高校卒、京都大学農学部卒、京都大学大学院博士後期課程修了、米ウィスコンシン大学大学院修士課程修了、京都大学農学博士。滋賀県立琵琶湖博物館総括学芸員、京都精華大学教授を経て2006年、滋賀県知事に初当選。2014年に勇退し、びわこ成蹊スポーツ大学学長に就任。元環境社会学会会長。2019年に参議院議員当選。世界各国でのフィールドワーク研究に基づく比較社会学的観点から政策を提案。本書では全国40名以上の離婚当事者の声を聞いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • よっち

    国際的に離婚後の共同親権が認められる中、なぜ日本では選択式共同親権しか実現し得ないのか。全国40人超の当事者との対話を通して浮かび上がったことを伝える1冊。滋賀県知事を経て衆議院議員になった著者が、自身も離婚した経験も踏まえながら、全国の離婚当事者の実例を紹介しながら、単独親権のもとでの悲劇と改正民法「選択的共同親権」の限界を解説していて、原則共同親権の欧州に対して、日本では思想的な背景や利権構造による反対で中途半端なものになってしまったようですが、改正を第一歩としてより議論を深めていく必要がありますね。

  • いっしー

    人はン゙十年年昔の悪習(差別、隔離等々)を聞くと、「今ではあり得ない。信じられない」と、昔を批判し、今に安堵する。しかし本書にあるような、子の連れ去り、引き離し、は今も日本に現存する問題だ。それを分かりやすく、インタビューも交えて問題提起しているのが本書だ。十年後に振り返ると「親権が片方にしか無い時代があったんだって。信じられない」という世の中になっていることだろう。

  • 文明

    単独親権派の主張は破綻しているが、嘉田自身のアーギュメントも特にない。論旨との関係性がよくわからない個人的な思い出話ばかりで、文春新書がまともな媒体でないことがわかった。エピソード自体は勉強になった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items