Books

文豪は鬼子と綴る

嗣人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801943971
ISBN 10 : 4801943977
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大正時代の博多。謎の人気作家・香月蓮と少年助手の春彦が人喰い化け物の噂と連続バラバラ事件の真相を追う耽美なホラーミステリー!

【著者紹介】
嗣人 : 熊本県荒尾市出身。温泉県にある大学の文学部史学科を卒業。在学中は民俗学研究室に所属。2010年よりWeb上で夜行堂奇譚を執筆中。専業作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ちょろこ

    好みの世界観の一冊。舞台は大正10年の福岡。謎の人気作家の香月と小説のネタ探しを頼まれた助手の春彦が噂の人喰い化け物、連続バラバラ事件の真相を追う博多密着型ミステリは序盤から漂う好みの予感がたまらない。案の定、少し幻想的でほんのりホラーが絶妙。そしてやっぱりバディに魅せられた。香月と春彦はまさに出会うべくして出会った二人。お互いに通ずる辛苦な生い立ちと絆を深めていく過程の描き方の巧さ、事件の根底に流れる地元に伝わる負の歴史のせつなさ、哀しみに寄り添う二人の姿が、いいねの風を運んでくれた。続編賛成の読後感。

  • yukaring

    福岡・博多を舞台に繰り広げられる大正浪漫あふれるオカルトミステリ。しっとりと耽美で幻想的な世界観は「夜行堂」を彷彿させる嗣人さんらしい1冊。変人の人気作家・香月蓮と金髪、白い肌を持ち鬼子として人々に忌み嫌われてきた少年・瀬戸春彦。この2人のデコボコバティが博多の街を跋扈する人喰いの化物と対峙をする。ほとんど屋敷から出ない謎多き作家・香月の元へ父の代理で原稿を取りに来た春彦。彼を気に入った香月は早速春彦を助手として町の噂を調査。人の死を予言する巫女とバラバラ殺人。明らかになる真相は闇深くそして切なかった。

  • ままこ

    舞台は大正時代の博多。毒舌の春彦少年と奇人作家の香月先生が、託宣で人の死を予言するという歩き巫女の姉妹と出会い人喰い化け物の真相を追いかける。好みの舞台設定に民俗学的要素、登場人物も魅力的。絶妙な軽妙さ。先が気になり一気読みの面白さ。情景浮かぶ余韻あるラストも素敵。怖ろしくも美しい。切ないけど温かい大正浪漫ホラーミステリ。是非また綴られる話を読みたい。面白かった。

  • aki☆

    面白かった!大正時代の博多が舞台のホラーミステリは人喰い化け物によるバラバラ殺人事件。男ばかりが殺されるおぞましい事件だけど、それを追うのが変人作家と中学生という個性的な二人なので重くなり過ぎず楽しめた。助手でありながら雇い主を罵倒し、蹴りを食らわす春彦と世間知らずの箱入り作家にして謎多き香月。かなり不安はあれどこのコンビがめちゃ良い。怨念、復讐、純愛…色々混ざり合った悲しい事件だけど読後感は悪くなくとても良かった。香月先生の描き上げた小説読みたいな。このシリーズも追いかけるのが楽しみだ。

  • はつばあば

    大正時代ってとても短かったけれどロマンあふれる時代と認識している。その時代の香月連という摩訶不思議な、一応作家ではある男と、主人公の春彦、こちらは14才の学生さんとがいいコンビとなって事件をみていく。男ばっかり殺されるって言うのミソだねぇ。博多はもう一度行ってみたいです。麻生氏を生んだ土地、昔の富豪というか炭鉱王が建てた白蓮の家の跡地あたりを散策してみたい。これ続きがあるなら読んでみたい。大正時代は夢の時代です

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items