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ペギーの居酒屋 角川文庫

喜多嶋隆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041044773
ISBN 10 : 4041044774
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan

Content Description

2年近く働いていた大手広告代理店で、居場所をなくしたペギー。退職を決意したその日、通勤経路とは反対にある千駄木へ、初めて行ってみたくなった。駅に下り立つと、団子坂下にある居酒屋に目がとまり、思い切って戸を開ける。聞けば、店主が体を悪くして開店休業状態とのこと。見るに見かねたペギーは、店を手伝うことにする。持ち前の明るさを発揮し、寂れた店を徐々に立て直していく。そんな折、TV出演の依頼が舞い込んできて…。

【著者紹介】
喜多嶋隆 : 東京生まれ。コピーライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞し作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 5 よういち

    居酒屋『休』を切り盛りするペギーはハワイ育ちのハーフ。広告代理店の東京支社要員として採用されたペギーだったが、会社の実態にウンザリしていた時に『休』と出会い、店で働くことに。◆芯が強く気風のいい若い女性として描かれるペギーだが、作り出す料理の規範は母親との思い出。仕事帰りの人がホっと息をつける場所が居酒屋というコンセプトも私好みだ。居酒屋対決での料理は奇想天外だが作ってみると意外と美味しいのかも。母と祖父母の和解や、道久と勇一郎との間で揺れるペギーの恋の行方も描かれる。道久も勇一郎も良い男なんだよなぁ。

  • おしゃべりメガネ

    あの喜多嶋先生がまさかまさかの居酒屋小説を?!と気になり手にとりましたが、さすがの喜多嶋先生、めっちゃ惹き付けられてしまいました。主人公「ペギー」はハーフで、とある大手の広告代理店で働いてましたが、上層部の方針とあわなくなり、やむなく退職へと。これから先どうしようかと思い悩んでいた矢先にぶらりと何気なく入った居酒屋『休』で運命の転機が訪れます。あれよあれよと居酒屋の店主になった「ペギー」は周りの支えを受けながらもなんとか店を繁盛させていきます。そんな彼女には親子にまつわるちょっとした悩みがありますが。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    初・喜多嶋隆である。昨年暮れはしばらく居酒屋通いを封印していたこともあり「居酒屋恋し」の気分だったこと、正月疲れでなにか軽いものを読みたかったことがあり手に取った小説。あとがきに著者・喜多嶋氏が書いていらっしゃるとおり「誠実の頑張った人間が必ず幸せになれる」という作風を画に描いたような展開。心あたたまる物語として素直に愉しんだ。

  • 紫綺

    読友さんに戴きました♪まさしく私にピッタリの、お酒の絡むほのぼの本。喜多嶋さん初読み。金髪ハーフレディと居酒屋、奇抜な取り合わせで楽しかった♪

  • ジュール リブレ

    千駄木にある小さな居酒屋に住み着いたペギー。ハワイ育ちのミックスで金髪なのに江戸っ子並みのキップの良さ。鎌倉の祖父母やプロサーファーを目指した母譲りの和洋折衷の酒肴が心地よく杯を重ねてしまうな。

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