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教師の仕事がブラック化するほんとうの理由

喜入克

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794224927
ISBN 10 : 4794224923
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
喜入克 ,  

Content Description

「生徒の命を守る」「開かれた学校」「アクティブラーニング」など、美辞麗句で空疎なスローガンが、教師の仕事をかえって混乱させ、負担を増大し、教育現場の崩壊を招いている。疲弊し、やりがいを失っていく教師の仕事を憂慮する現場教師からの悲痛な報告。

目次 : はじめに 学校と教師がかかえる悪循環/ 第1章 生徒に振り回される教師たち―最優先は子どもの命/ 第2章 外の世界が押し寄せる―カルチャースクール化する学校/ 第3章 教育はいまや商品・サービス―強制される部活動顧問/ 第4章 知識なき管理職―尊重されない専門家/ 第5章 教師は「都合のよいドラえもん」―自由も自主もない現場/ 第6章 教育行政が現場を支配―はびこっていく官僚主義/ まとめ

【著者紹介】
喜入克 : 1963年、東京生まれ。立命館大学文学部卒。1988年から都立高校の教師となる。2012年〜2018年まで、三つの都立高校で、副校長を務める。管理職として都立高校の改革を目指したが、うまくいかなかった。そのため、2019年から、管理職を辞めて、一教師に戻る。現在、東京23区内の都立高校の教務主任。教科は国語科。プロ教師の会(埼玉教育塾)の会員、都立高校の現場から、教育を考えるミニコミ誌『喜入克の教育論「空色」』を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami

    三つの都立高校で副校長まで務めた後、一教師に戻った著者が記す現場からの声。「自由な社会では、教育も自由でなければ」というような、一見「正論」の前に生徒の稚拙な論理がまかり通り、結果学校側の指導が飛躍的に増えていく。教育のサービス業化の結果、教師は「都合の良いドラえもん」と化し、自由や自主をなくし官僚主義がはびこっていく。そんな現場に対して、ふつうの学校のふつうの営みが大切と、「プロ教師の会」に所属する著者は訴える。最後に「正論」と現状、対する方策がまとめられていて、学校の現状と教師の思いが伝わってくる。

  • カッパ

    それが本当に人を納得されるものかはさておいて、著者が長年の経験から現場の教師が苦しくなる原因。正論をわかりやすくまとめている本であった。教育の場が特別な場であることは今後は難しいかもしれないが、仕事が無限大に膨らむことはストップをかけたいところである。またアクティブラーニングなどは実際にやってみると学びが教えた時よりも薄いと感じることがあるのでこれは自己満足的なものもあるように思う。ブラック化して人が集まらないと質も上がりようがないと感じた。

  • カイワレ大根

    教育を教師がどう捉えているのか、人を育てるとはどういう営みなのか、先生の視点から見た現状について論述され参考になった。これからの学校側の諸事情の一端でも、子供を学校に預ける保護者が知っておくべきなのは間違いない。

  • るき

    一番そうだよなぁと思ったのは、人々は教師をかつてのように尊敬はしていないのに都合の良いドラえもんのようなものだと思っていて実現不可能なあらゆる教育サービスが当然のものとして要求される。というところですね。正論に振り回されて悪循環を起こしてるのが今の教育。 教育の限界を知ったうえで、教育を行うべきだという主張でした。

  • mokohei

    想定してた内容とは違った

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