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世界の英語ができるまで

唐澤一友

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750514697
ISBN 10 : 4750514691
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「世界の共通語」はこうして生まれた。ヨーロッパの片田舎に生まれた一地方言語は、やがてイギリス全土を越え、アメリカ、オセアニア、アフリカ、アジアへと広まっていく。その過程で、英語はどんなふうに発展し、変化をとげてきたのか?新しい英語の形「ピジン」や「クレオール」は、いつ、どこで、どうやって生まれたのか?世界の英語のおどろくべき多様性と豊かさと、壮大な歴史を紹介します。

目次 : 第1章 イングランドにおける英語盛衰史/ 第2章 イギリス諸島における英語の広がり/ 第3章 英語の世界進出―アメリカおよびカナダの英語/ 第4章 南半球に伝わった英語―オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ/ 第5章 英語から新たな言語へ―カリブ海地域およびアフリカの英語/ 第6章 アジアに伝わった英語―南アジアおよび東南アジアの英語

【著者紹介】
唐沢一友 : 1973年、東京生まれ。上智大学大学院博士後期課程満期退学。博士(文学)(上智大学)。駒澤大学教授。2014年、オクスフォード大学(キャンピオンホール)客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サアベドラ

    読みやすい英語史入門書。著者は英語学者。英語の成り立ちとその広がり、現代の各地域の英語の特徴などを手堅くまとめている。表紙がファンシーだったので軽い感じかと思ったら、発音記号がガンガン出てくる本格的な内容で意外だった。この密度でこのお値段ならお得かなあと。

  • fumi

    今や世界の共通語「リンガ・フランカ」として君臨する英語も、もとは単なる一地方の土着語であった。羅語や仏語を取り入れ豊かになり、やがて英国を支配し、アメリカ大陸へ、カナダへ、南半球へ、カリブ海へ、インド洋へ…と広がり、それぞれが既存の土着語と結び付き語彙の貸し借りをおこない、Englishesとなるさまを解説した本。植民の歴史を思えば無邪気にキャッキャできないのだが、異なる体系の言語どうしが接触し互いに影響するのはやはり面白い。昨今のコミットやらアグリーやらの妙なビジネス用語も原義通りのピジンと言えるかも。

  • spike

    英語史としても、英語切り口の英米史読み物としても読める。この内容を、アカデミックさを崩さずよく平易にまとめたな、と。大学の教養課程の人気講座を受けてるようでした。

  • M1号

    「英語」という言語の成り立ちと広がり。今でこそ英語が世界共通語として君臨しているけど、それは偶然といってもいいくらいで、英語が言語的に一番優れているというわけではない。歴史や統治者がちょっと違っていれば別の言語が世界共通語となっていたかも。■つまり、どの言語がどう使われ、広まるかには、統治者や権力者の思惑が大いに入る。借用語を何語からどのくらい入れるか、学術文書や政治文書を何語で書くのか、そんな戦略の積み重ねで言語ができてくる。一方で一般市民が現地特有の言語を育てたり混ぜたりすることもあるわけで、面白い。

  • 厩火事

    英語が身近に感じます

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