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量子力学の多世界解釈 ブルーバックス

和田純夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065303856
ISBN 10 : 4065303850
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

光は波であり、粒でもある―不可解な量子力学をどう理解すべきかをめぐる論争は、いまも続いている。標準的な理論とされるコペンハーゲン解釈に対して、「世界は無数に存在する」と主張する多世界解釈。その信じがたい世界像が、ごく自然なロジックから導きだされる驚きをまざまざと伝えるとともに、最先端の知見も盛り込んだ量子力学入門の最高傑作!

目次 : 原子の世界/ 量子力学の誕生/ 光は波か粒子か/ 波の収縮と確率―コペンハーゲン解釈/ 状態の共存から多世界解釈へ/ 同時進行する複数の状態/ ボーア=アインシュタイン論争からエンタングルメントへ/ 光子の干渉実験/ デコヒーレンス―干渉性の喪失/ 世界の分岐/ 確率則/ 多世界解釈の世界像

【著者紹介】
和田純夫 : 1949年千葉県生まれ。東京大学物理学科卒業。理学博士。ケンブリッジ大学研究員、ボローニャ大学研究員を経て、東京大学教養学部・総合文化研究科専任講師。2015年に定年退職。専門は素粒子物理学から宇宙論を経て、量子力学の解釈論や科学論に進む。1986〜87年、ケンブリッジ大学のホーキング教授のグループで研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    少しは物理や化学の世界を理解できると手に取ったのはいいのですが、難しすぎです。やはり昔の高校の知識くらいでは理解が追い付きません。最初の方の「「原子の世界」「量子力学の誕生」「光は波か粒子か」くらいまでは理解できましたが、そのあとはだめでした。もう少しやさしい本で勉強してから再読します。

  • へくとぱすかる

    量子もつれ・エンタングルメントのもっとも不思議なことは、「超光速」の出現。そして有名な「シュレーディンガーの猫」。しかしこれを世界の分裂としてとらえれば不思議は消える(らしい)。易しい文章でわかりやすく書かれているので、何とか私でも読み終わることができた。このテーマの入門書としてイチオシ。とは言ってもイメージ化はむずかしい。波でもあり粒子でもあり、という日常の感覚からすごく遠い存在は、結局は抽象的にとらえるしかないのかもしれない。それに比べると多世界解釈というのは、SF的なだけに比較的納得しやすいと思う。

  • 樋口佳之

    あくまでも粒子を「実在」とみる考え方が、多世界解釈の根本にある。/故にわかる範囲で、この解釈に惹かれる自分がいると思うのですが、この解釈では世界の唯一性が消失するでしょう。それを受け入れるかどうかなのかな。

  • 石油監査人

    題名の多世界解釈とは、量子力学の観測問題における解釈方法の一つで、 宇宙には観測者も含めた複数の世界が分岐して存在するという実存論の考え方に基づきます。一方、標準理論であるコペンハーゲン解釈では、観測によって波動関数の波束の収縮が発生するという確率論の立場を取ります。この本では、多世界解釈の立場で量子力学に関する各種のパラドックスや実験結果を考察していきます。直感による理解は難しい内容ですが、他の文献を参考にしながら繰り返し読むことで理解しました。現代が物理のコペルニクス的転換期にある可能性を感じます。

  • haruka

    量子力学にはコペンハーゲン解釈と多世界解釈がある。コペンハーゲン解釈では何かを観察した瞬間に波の収縮が起こり世界がひとつになる。そして多世界解釈とは「そんなバカな、それだと量子もつれが起こる!だいたい収束っていつの時点?人間が観察した瞬間て!シュレーディンガーの猫を見た人の隣にまだ猫を見ていない知人がいたら?」などと反論していた人たちが見つけた「きわめて自然な」解釈なのだ。多世界が今この瞬間にも無数に存在するというとSF的だが、人間を特別視せず人間の価値観とも相容れない時点でこちらがきっと地動説なのでは

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