Books

慰安婦問題の解決のために アジア女性基金の経験から 平凡社新書

和田春樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582857764
ISBN 10 : 4582857760
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一九九〇年代に大きく浮上した慰安婦問題は、二五年たった今日も未解決のまま、日韓関係を危機に陥れている。なぜ、慰安婦問題は解決へ向かうことができなかったのか。日本政府がつくったアジア女性基金の中心メンバーとして活動した著者が、アジア女性基金の創設から解散までの経緯と結果をふり返り、その経験から、慰安婦問題の解決のために新たな提言を行う。

目次 : 第1章 日韓関係の危機と慰安婦問題(慰安婦問題の第一ラウンド/ 慰安婦問題の第二ラウンド ほか)/ 第2章 慰安婦問題とはいかなる問題か(慰安婦とは誰なのか/ 日本の政府とアジア女性基金の定義 ほか)/ 第3章 河野談話はどうしてできたか(河野談話と日韓条約体制/ 慰安婦問題の提議と宮沢内閣 ほか)/ 第4章 アジア女性基金はどうして生まれたか(取られるべき措置の検討/ 村山内閣の成立以後 ほか)/ 第5章 アジア女性基金の「償い」事業(フィリピンのでの事業/ 韓国での事業実施の準備 ほか)/ 第6章 基金解散以後の新展開(アジア女性基金の解散/ 立法的解決案の顛末 ほか)/ 第7章 慰安婦問題の解決へ(運動団体の新提案/ 慰安婦問題の究明 ほか)

【著者紹介】
和田春樹 : 1938年生まれ。歴史学。東京大学名誉教授。東北大学東北アジア研究センター・フェロー。1995年から2007年まで、「アジア女性基金」の呼びかけ人、運営審議会委員、理事、専務理事・事務局長を務めた。現在、日朝国交促進国民協会理事・事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Z

    いい本だった。慰安婦補償問題を扱っていた国が設立した機関に属した者による、慰安婦問題がどういう風に扱われてきたか、メディア、言論紙、週刊紙、国内政治、外国の政治状況をからめて重層的に描写され、政治的な問題がどのように動くかということが、リアルに感じられた。政治的な難しい問題だが、比較的バランスのよい記述で客観性を失わず、事実問題は書いていると思う。日韓基本条約により以後戦時期の補償を行わないこととしたこと、のち韓国が民主化され民衆の声が政治に反映されるようになったこと。国家の責任の有無、かつ責任の取りかた

  • SK

    339*アジア女性基金とは何だったのかを知るために。政治的妥協の産物であれば、被害者は納得できないよなぁ。

  • たろーたん

    反慰安婦で活躍しているアクターは結構多いようだ。読売新聞『徹底検証 朝日「慰安婦」報道』や、産経新聞『歴史戦―朝日新聞が世界にまいた「慰安婦」の嘘を討つ』もある。他にも、朝日新聞批判の草分け的存在である東京基督教大学国際キリスト教学科教授・西岡力『朝日新聞「日本人への大罪」』や、元産経新聞政治部記者・山際澄夫『すべては朝日新聞から始まった「慰安婦問題」』もある。他にも、櫻井よしこら「歴史事実委員会」はワシントン・ポストに“The Facts”の意見広告を出している。意外とアクターが多い。(続)

  • とおる

    外相会談での合意を受けて、慰安婦問題について勉強しはじめた。この問題は左右両派によって見方が相当違うので、特にしっかり勉強せねばならない。和田春樹氏は、アジア女性基金の当事者なので、当時の事情、問題点などに詳しく大変参考になった。慰安婦問題について一気呵成に、さらに勉強しなくては!

  • Akio Kudo

    ★★★★★ 基金があっても、何ら謝罪など伴わなければ意味がない。相手の同意がないお金など誰も受け取らない現実をどう政府は捉えているのかと心配になる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items