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途上国の人々との話し方 国際協力メタファシリテ-ションの手法

和田信明

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864260053
ISBN 10 : 4864260052
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ファシリテーションの考え方を解体して新たに組み立て直した画期的方法論。日々途上国の現場で地元の人々と接し、活動を組み立てていかなければならない全てのフィールドワーカーに贈る実践的方法論。

【著者紹介】
和田信明 : 1950年東京生まれ。ストラスブール大学人文学部中退。高山市の飛騨国際工芸学園教員などを経て、1993年にソムニードの前身の「サンガムの会」を設立。南インドで多くのプロジェクトを現在まで手がける。2002年にネパールでも活動を開始、2007年からは森林保全プロジェクトを実施中。併せて、旧国際協力銀行の委託による森林共同管理関連の調査をインド全域で行ったり、国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクトの短期専門家としてインドネシアを頻繁に訪れ、コミュニティー・ファシリテーター育成研修を行ったりと、ODAプロジェクトにも密接に関わる

中田豊一 : 1956年愛媛県生まれ。東京大学文学部卒。アジア学院農場ボランティアなどを経て、1986‐89年、シャプラニール=市民による海外協力の会ダッカ駐在員としてバングラデシュで活動。1995年1月、兵庫県尼崎市で阪神淡路大震災に遭遇、直後より阪神大震災地元NGO救援連絡会議事務局長代行として救援活動に従事。同年5月から1998年3月まで(社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長。1998年、参加型開発研究所開設。以後、フリーランスの国際協力コンサルタントとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アナクマ

    いよいよ有用。国際協力の現場から。収入向上事業を持ち込む場合に必要なのは、手作業の訓練(だけ)ではなく、コストや儲けとは何かという知識である。◉3部2章_そもそも必要なこと。@やるべき活動の根拠は自分たちで見つけさせる。A予断は持つな。B対象がオーナーシップを持たない事業は続かない。C客観視させよ。依存=自分で責任を取らないこと。D具体的な技術が肯定感を生む。すなわちトレーニングし、当人に言わせよ(気づかせよ)Eこちらが本気でコミットしていることを示せ。信じて待て(ここが切所)F教えることは自信になる。→

  • 香菜子(かなこ・Kanako)

    途上国の人々との話し方−国際協力メタファシリテーションの手法。途上国の人々と話す際に、上から目線で尊大な態度や言動をしては決して信頼関係は築けない。対等でフェアな関係が必須。相手を見下さない、上から目線にならない、謙虚に。これは日常の人間関係にも応用できるはず。

  • アナクマ

    この技法が本流なのか傍流なのか、海外協力の現場でどう広がっているのかまったく無知ですが、読むほどに面白い。◉ 二人の経験と試行錯誤を手軽に得ようというのだから、多少の長さには目をつむろう。海外の現場レポに、ファシリ手法のレクチャー、著者の発見・省察が入り混じる構成で、手っ取り早くノウハウをくれよ!というニーズにはまったく応じませんが、じわじわと繰り返し読める腹持ちする一冊。文庫化希望。◉本筋とは別に「自然資源と相互扶助というストックの消耗」に問題意識がフォーカスしている点にも、今後の学びの余地がある→

  • きいち

    すばらしい、組織コンサルティングや中小企業支援、キャリアカウンセリングといった活動を行う人なら、いやもっと、人を相手に仕事をしている全ての人に勧めたい。◇そして私には、宮本常一の仕事の現代的な意味がありありと立ち上がってくるとても刺激的な経験だった。道具を褒めて事実を確かめていくうち相手が自ら気づく。こういうことだったか。◇カウンセリングでは一般に、問いはオープンであれという。しかし達人の問いはクローズドな事実質問であることも多い。その理由が氷解した、オープンであるべきなのは問いではなく、答えだったのだ。

  • ちぃ

    とても勉強になった。 「貧しいひとたち」という思い込みが作用すると質問も誘導的になってしまい「開発劇場」に陥る。 「昨日何食べた?」「最後に●したのはいつ?」など事実質問を重ねることで思い込みループから解放される。 ほんとのニーズに気付かせる、ほんとの参加型を実現するためには突き放すことも必要。 習得するのは簡単じゃなさそうだけど大事にしたい心がけ。大事に読み返そう!

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