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狂おしき夜に生まれ リンクスロマンス

和泉桂

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344825284
ISBN 10 : 4344825284
Format
Books
Release Date
May/2012
Japan

Content Description

幼い頃、権力闘争で一族を滅ぼされた貴将は、関白に復讐心を抱いて育った。優秀な医師となった貴将は、復讐の機会を得るため年下の国主・暁成に近づく。『人誑し』の才と禍々しくも蠱惑的な美貌で暁成を籠絡した貴将は、いつしか孤独で無垢な暁成に惹かれていった。だが、ある夜、臣下に辱められる暁成のあまりに淫らな真の姿と、秘密を知り…。清澗寺一族に科せられた千年の孤独の呪い―その根源を描く、『清澗寺家』シリーズ外伝。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 那義乱丸

    重苦しく濃密な物語はまさしく清澗寺創世の書。復讐の為の駒として暁成に近づく貴将が、期せずして暁成に惹かれていく過程は貴将同様の疑問を読み手としても抱かされ物語に引き込まれた。貴将の精を注がれた翌朝、本性を覚醒させたかのような暁成にゾクリとした。暁成の妹・露草を媒介に、暁成と貴将の呪われた血が清澗寺一族の血脈となっていく流れは怖くなるほど。でも一番怖ろしいのはそれを先読みしていた兄妹の母・良子かも。書き下ろし終盤、暁成が夢で見た水鏡の中の冬貴の姿が胸に来た。嵯峨野と清澗寺の繋がりもわかり大満足の一冊だった。

  • はんな

    特に冬貴編を意識して書かれたのか、冬貴編好きとしては「おっ」と思うようなシーンや話の雰囲気、台詞が多かったです。少なくとも書き下ろしにある、暁成が見た子供の姿は冬貴そのものでしょう。 冬貴のご先祖様ということで、帝もさぞや強烈なお方なのだろうと思っていたのですが、ギリギリまでその本性を全開にしなかったのは意外でした。 冬貴は【呪われた2つの血が混じり、時を重ねるごとに濃くなった成れの果て】なんだと。 どうしても読みながら暁成に冬貴の姿を重ねてしまう… もう1回読んできます

  • ミル婆

    清澗寺家の始まり。斎女の子で千年の孤独に呪われた血と咒禁師で荼枳尼の贄の血、そりゃ禍々しくもなる。冬貴や兄弟達は絶妙のブレンドで出来上がったのね…。清澗寺は荼枳尼天を祀る寺なのかな…どんぴしゃだ。嵯峨野も加え三者の謎めいた思惑が絡まり、宮廷策謀劇な要素もあり、徐々に物語に引き込まれた。円陣さんのイラストも美麗で眼福。

  • ゆりこ

    指先から滴る血で書いた「清澗寺」禍々しく美しい冒頭、衣擦れが聞こえるような情景に呑みこまれ没頭して読みました。面白かったです!傀儡に甘んじる孤独な国主の暁成と復讐のため暁成を誑かす医生の貴将。二人がそれぞれ囚われていく様子は甘さにドキドキではなく、不吉な期待にドキドキしました。純然な悪を混ぜ合わせ始まる雪の朝の場面が凄絶。キタキター!って思わず声が出ました。この場面以外にも冬貴や和貴ら清澗寺家を感じさせる言動があり、気付く度にキュンとしたりして…始まりを知って終わりを見たような切ない余韻が残りました。

  • かんちゃん@令和ヽ(*゚∀゚*)ノ

    清澗寺のルーツも嵯峨野のルーツも全てはここからだったのですね。また、清澗寺の名にも意味がこめられてたのですね〜呪われた血を二つ混ぜ合わせてできた呪われた一族=清澗寺、暁成の妹の露草と貴将の子供から始まり冬貴まで(?)脈々とその血が受け継がれてきたわけかぁ、なにやら凄い話だな。貴久と嵯峨野経行、この二人の関係もまさに貴将と俊房の時代からずっと続いていたわけだ! 貴久の語っていた清澗寺の千歳の孤独の謎もわかり納得の一冊でした。何気なく読み始めたシリーズだったけど、思いほかとても楽しく読めたのが嬉しい。 

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