Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• みきこ

  読了日：2015/11/05

  初、呪みちる！悪夢が見れそうな作品ばかり！良いホラーですね。虫ときのこがきんもいですｗ他の作品も読んでみたいけどプレミアついちゃってるから、刷って欲しい・・なぜだ・・

• ﾄﾞﾝﾄ

  読了日：2017/06/01

  現代日本ホラー漫画界を代表する作家のひとり、呪みちるの短編集その2。ストレートな怪奇からはじまりド直球のグロまで多種多様な代物を詰め込んで、それらの内容を黒く太く美しい絵柄で頁に刻印していく。引き出しの多さと足腰の強靭さを見せつけられるようで、「こーいうのが好きな人は、読んでください！」としか言いようがない。余計な説明は不要だ。子供の頃の夢想かわるい夢のような表題作に流れる詩情が美しい。

• Ex libris 毒餃子

  読了日：2015/11/26

  虫もキノコも嫌いだからうなされそう。逆に叙情的なホラーもあるので振れ幅がデカい。

• abaoaquagga

  読了日：2024/07/14

  冒頭2作が芋虫毛虫の大放出祭でハイパーおぞましい。目を閉じて頁をめくり、菜箸で押さえながら読むのをおすすめする。私はそうした。もっとも、そこには百合チックな共生関係や、芸術に狂う心の凄まじさも込められていたりする。いわゆるBSSモノとしても優れた「顔のないデッサン」、叙情系ジュブナイル「夜空に消える」「火星高校の夜」もそうだが、ホラー漫画としての一元的な読み方（「怖い！」「グロい！」）に留まらない要素が独自の奥行きをもたらしている。そこが良い。

• まぐりふ

  読了日：2015/12/29

  解説によると、作者は嫌いな幼虫や目玉模様ほど偏執的に書き込んでしまうのだとか。フェティッシュな偏愛に満ちたエログロ描写だけでなく、自分の傷口を掻き毟るようなマゾヒズムも感じられるところが、作品に説得力を与えているのかもしれない。どれも好きなのだけれど、とりわけ「呪いのグレートハンティング」のように、不安定な少女期を描いた作品はゾクゾクするほど好きだ。「怪談乳房榎茸」も、三遊亭円朝をもじったタイトルや、佐伯俊男や丸尾末広の影響を思わせる絵柄など、怪奇・ホラーの先達への愛着が感じられて素晴らしい限り。

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