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死亡通知書 暗黒者 ハヤカワ・ミステリ

周浩暉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150019587
ISBN 10 : 4150019584
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

予告殺人鬼“エウメニデス”VS中国警察の死闘が始まる―本国でシリーズ累計120万部突破、ドラマ版24億回再生、英『サンデー・タイムズ』による戦後ミステリ100選選出。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みっちゃん

    「犯人」がわかってからの終盤の緊迫感が半端ない。「えぇっ⁉️」「まさか」「ウソでしょ!」の繰り返し。ベテラン刑事が殺された。彼が追っていた18年前の事件。そのギリシャ神話の復讐の女神「エウメニデス」を名乗る犯人から再び送りつけられた「死亡通知書」法で裁けぬ悪人の処刑対象の名前と実行日時が指定されているにも関わらず、警察の厳重な警備を掻い潜り、犯行が重ねられる。驚愕の犯人の正体とその動機。が、ラストまで読んでも事件は全く解決していないんだよ!これは三部作の第一弾、ということらしい。早く続き、読みたいよ!

  • モルク

    ある都市で起こったベテラン刑事惨殺事件。そして次々と「死亡通知書」なる処刑予告が届く。それは18年前の警察学校生爆破事件と繋がっているのか。その時恋人と親友を亡くし、今は地方にいる敏腕刑事羅飛が、専従班と共に「エウメニデス」なる処刑執行人に立ち向かう。インパクトのある事件と計算され尽くした手口、常に先回りされ警察は後手にまわりゲームの駒のように彼の掌中にある。華文ミステリーの面白さを堪能。難点は名前が覚えられないこと。漢字の感じだけで捉える。三部作の一部、いいところで終わっているので、早く次が出ないかな。

  • buchipanda3

    華文ミステリ長編。犯罪ものエンタメとしての醍醐味を味わえた。死亡通知書という殺害予告、爆殺という衝撃的な手口の18年前の未解決事件。それが再び起動。当時事件に巻き込まれた羅飛など専従班とエウメニデスと名乗る犯人との対決が始まる。セリフ回しや捜査へのツッコミ所から緊張感でジリジリというより、感情を前面に出した熱意で読ませるためやや空回り気味だったが、ある取っ掛かりからの急展開、畳みかける怪しげな言動で読むのが加速。容赦ない告白は驚きより呆然が先に立った。さらに人間の陰を突く手際にむむぅと。続きも読みたい。

  • aquamarine

    「死亡通知書」を送り殺害する「エウメニデス」と名乗るシリアルキラー。命を落としたベテラン刑事を訪ね事件に関わった地方刑事・羅飛は、省都警察とともに奔走し、自分の過去や過去の事件と向き合うことになる…。中国の人名が覚えきれないままだったが、栞代わりになる登場人物一覧表と首っ引きでもリズムは損なわれることなく、夢中でぐいぐい読み進んだ。話はラスト4分の1ほどのところから急展開を見せる。ああ!と思うミステリ読みの悔しさ。見ていたものが一つに集まり弾け、残される興奮の欠片。これが第一部とのこと、先を早く読みたい。

  • Panzer Leader

    「第176回海外作品読書会」法で裁けぬ犯罪者たちに「死亡通知書」を送って次々と処刑するエウメニデスとそれを阻止するための中国警察の精鋭たちとの戦い。「必殺シリーズ」みたいな筋書きだが、この殺人犯、邪魔をしたり秘密を守るためなら警察官を殺すことにも躊躇しない恐ろしい犯罪者。果たして捜査側に勝ち目はあるのか。ツッコミどころもあれど、それをも忘れさせるような剛腕ストーリーで「三体」と同じような読み心地を味わった。本作といいSF物といい、華文小説侮りがたし!

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