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西遊記 6 岩波文庫 改版

呉承恩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003202067
ISBN 10 : 4003202066
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1990
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    まさかここまでありなのか。ようやく悟空の有り難さをわかった三蔵法師。土地神たちから温かいご飯を頂いた後に通りかかった川をみて喉が渇き、猪八戒とともにゴクゴクと…、飲んだら妊娠してしまった。妊娠したら、産むか堕ろすしかないわけで、三蔵さまが出産するわけにもいかず、流産させることになった。これは、読んでいて気持ちが悪かった。昔話と自分に言い聞かせても、すごくいやな感じで心がざわつく。まあ、これも珍道中の一つとして一同は次の地に向かうのだが、私は少し旅から離れようと思う。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    相変わらず、懲りない三蔵法師は、女性だけの国の川の水を飲んで懐妊したり、美しい女怪に迫られたりと女難に見舞われることになる。しかもその女怪の正体は仏道を学んだ○○だという驚きだが、身を許さない三蔵法師に怒る様は自分に自信がある美女の矜持の高さを示すかのよう。御供三人組と言い、結構、「妖怪=零泊した神界の眷属」というパターンが多いですね。そして遂に悟空と義兄弟の関係であり、紅孩児の両親である牛魔王・羅刹女も登場。牛魔王達のラブラブぶりや離れ離れになった愛息子への遺恨で悟空に盾突く姿が人間味溢れて良い。

  • セウテス

    ついに後半戦、飲んだら身重になるという川の水を飲んでしまう三蔵、女人国女王の婿にと色仕掛けを喰らう三蔵と、今回は少々艶っぽい災難。その後、火焔山にて鉄扇公主との芭蕉扇を巡る戦いは、たいへん面白い。悟空が牛魔王に化けたり、逆に偽の悟空が現れたりと、テンポ良い展開で在るのだが苦戦苦戦の連続である。ここに至っては、観音様ばかりが如来様まで現れ、助けがないと先に進まないとは心配である。何とか芭蕉扇を手に入れ、残すは牛魔王との決戦か。しかし三蔵が拐われ悟空が助けに行き、妖魔を倒して先へ進む以外の展開も欲しい処だ。

  • NAO

    川の水を飲んで身重になる三蔵。女人国での色仕掛け。火焔山で悟空を苦しめる鉄扇公主(羅刹女)と、この巻はとことん女難の巻だ。火焔山のエピソードは『西遊記』中でも有名だが、芭蕉扇をめぐっての悟空と羅刹女+牛魔王の丁々発止のやり取りはとにかくおもしろい。悟空は暴れ者だが、女性に関してはなかなかにストイック。さすが様々な術を操れるようにまでなった道士だけのことはあり、八戒との格の違いを感じさせる。

  • ビイーン

    天界から下った兕牛の妖魔は神通力で孫悟空や他の神達を圧倒するが、元主人には敵わず、あっけない結末となった。女ばかりの西梁女人国では子母河の水を飲んだ三蔵と八戒はみるみる腹が膨らみ妊娠して大騒ぎ。全く作者の尽きない発想力には脱帽する。孫悟空は本巻で三蔵から2度目の勘当を言い渡される。しかし悟空のお陰で旅を続けられる訳で相変わらずの三蔵の肝っ玉の小ささには嘆かわしい限り。本巻の後半でついに牛魔王が登場。次巻も楽しみ。

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