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ISBN 10 : 4106038900
Content Description
平安後期から戦国時代にかけて、政治・社会の中心にいた中世武士。日常的に戦闘や殺生を繰り返していた彼らのメンタリティーは、『葉隠』『武士道』で描かれた江戸時代のサラリーマン的な武士のものとはまったく異なっていた。史料に残された名言、暴言、失言を手がかりに、知られざる中世武士の本質を読みとく画期的論考。
目次 : 源義家「降人というは戦の場を逃れて、人の手にかからずして、後に咎を悔いて首をのべて参るなり」/ 平時忠「この一門にあらざらん人は、みな人非人なるべし」/ 藤原定家「紅旗征戎、吾が墓の上に懸けよ」/ 源義経「関東において怨みを成すの輩は義経に属すべし」/ 源頼朝「日本国第一の大天狗は更に他の者に非ず候か」/ 畠山重忠「謀反を企てんと欲するのよし風聞せば、かえって眉目というべし」/ 源実朝「源氏の正統、この時に縮まりおわんぬ」/ 北条政子「その恩、既に山岳より高く溟渤より深し」/ 北条義時「君の御輿に向いて弓を引くことはいかがあらん」〔ほか〕
【著者紹介】
呉座勇一 : 1980年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専攻は日本中世史。現在、信州大学特任助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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