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だから夜は明るい

君嶋彼方

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103564911
ISBN 10 : 4103564911
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

彼にとって僕は初めての男。この上なく幸せなのに、消えない不安と罪悪感。結婚して、子供を儲けて、ささやかながら幸福な家庭を築く。おそらくそんな将来が待っていたはずの男、西澤祥太。僕の恋心は、祥太から普通の幸せを奪ってしまった。報われた恋も、消えかかった愛も、届かなかった想いも、みな切なく胸を焦がす。映画化で話題『君の顔では泣けない』著者が贈る、心震える恋愛群像劇。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 糸巻

    元々ノンケの祥太を恋人に持つゲイの文也、祥太の元カノ美里、祥太の後輩・宮川、祥太の父親、文也達の行きつけのゲイバーのママ。それぞれの視点で描かれる群像小説。6話収録の連作短編集。文也で始まり文也で締める。主に同性カップルの2人についての物語だ。お互いをただ好きなだけではずっと一緒にいられない。ゲイの文也からすると、自分と出会ったことで祥太のフツウ≠フ未来を壊してしまったような後ろめたさを抱えて苦しい。自分より相手の事を考えていて優しいな。ゲイバーのママのエピソードが印象的。素敵な恋に出会えるといいのに。

  • 信兵衛

    男性同士だろうと、その恋愛における不安や葛藤は、異性愛とまるで変わらないもの。むしろ、同性愛だからこそより努力が必要なのだということを感じさせられます。それは、中山可穂さんのビアン小説においても伝えられていること。 本作を読んだことで、恋愛への理解について、一歩前進できたような気がします。

  • assam2005

    ゲイの文也がノンケの祥太のカップルを巡り、文也、祥太をはじめ、祥太の元恋人、祥太の友人、祥太の両親、二人が通うゲイバーのママ、それぞれの視点で描く短編連作。私の年齢からは祥太の両親、ママさんの目線が共感性が高い。父親の「私たちは、一体どうすればいいのでしょうか」が一番よく分かる。子の幸せを願い、自分の中のイメージと必死に繋げようとする。私達に何ができるのかが分からない。必死に古い型を今時の型へとフル回転させる、その奥には子の幸せを願う心がある。君嶋さんの描くBLの姿はとても分かりやすくて優しくて切ない。

  • そうたそ

    ★★★☆☆ 男性カップルの二人。片やゲイ、片や元々は異性愛者だった。ゲイが異性愛者と付き合ったことは、結果として彼の普通の幸せを奪ってしまったことになるのか。著者らしい繊細な筆致で描かれる恋愛ストーリー。この類の作品は今では珍しくないが、やはり著者の作品ならではの味わいがある。胸をギュッと握られているような思いのままに読み終えた。

  • カール

    君嶋さんの作品はどんなテーマでも読みやすくて、その世界にすぐ入り込めます。今回はゲイの文也とノンケの祥太の恋愛と、二人を取り巻く人達の連作短編集。読んでいて一番共感するのは、年齢的にも祥太の父親と母親の立場から話。普通に結婚して孫ができて、と願うのは誰しもが思う事。でもそれが叶わなくても子どもの幸せを願うのがやっぱり親なんだよね。最後は、祥太が語り手の話でもよかったのではと思うけど。

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