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大阪芸大 破壊者は西からやってくる

向井康介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784487811380
ISBN 10 : 4487811384
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2019
Japan

Content Description

沼なのか、大学なのか?南河内郡、古墳のとなり。ナニワのサブカル・エリート養成所。それが大阪芸術大学。今最注目の脚本家が、自身の運命的四年間を振り返り、さらに鬼才たちへの取材を通じて描く、「大芸」という磁場の物語。

目次 : 大芸再訪―鬼畜大宴会のころ/ 異能者たちの大阪芸大―出身者が語る(漫画家―魔夜峰央の証言/ 事務局長―工藤皇と家族の証言/ 女優―藤吉久美子の証言/ 映画監督―山賀博之の証言/ 俳優―古田新太の証言/ 大所帯バンド・赤犬―ロビン、リシュウ、グッチの証言/ ゲームクリエイター―上田文人の証言/ フィギュアイラストレーター―デハラユキノリの証言/ 写真家―名越啓介の証言 ほか)/ そして、どんてん生活へ―回想・制作の日々/ そこに、なかったもの―あとがきにかえて

【著者紹介】
向井康介 : 1977年徳島県生まれ。脚本家。95年、大阪芸術大学芸術学部映像学科入学(V95)、99年卒業。在学時、山下敦弘や熊切和嘉たちと出会い、映画の世界へ入っていく。卒業制作で脚本を手がけた『どんてん生活』(監督・山下敦弘)は、2000年にゆうばり国際ファンタスティック映画祭のオフシアター部門にてグランプリを受賞。07年、『松ヶ根乱射事件』でシナリオ作家協会主催第一〇回菊島隆三賞を受賞。14年、文化庁新進芸術家海外研修制度で北京に留学。17年、咲くやこの花賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みかん🍊

    縁あって大阪芸大には何度か足を運んだ事がある、ここにも書かれている様に大阪と言えど奈良との境目のド田舎ですぐ近くに聖徳太子の墓まである、田舎だけあってキャンパスは広く芸術系、音楽系の実に沢山の学科が詰め込まれている、大阪に大学に進学いうのは都会に出てくるイメージだが、うちの実家より田舎やんと思わず唖然とする学生も多いらしい、実は卒業生には有名人も沢山いて本作にインタビューも入っている、映像科で脚本家である作者なので映画作りがメインで映画好きには垂涎ものかもしれない。

  • ぐうぐう

    向井康介による大阪芸大青春記、と、大阪芸大出身のクリエーター達へのインタビューで構成された、その名も『大阪芸大』。最近、よく「大芸大」と略されているのを目にすることがあるが、大阪芸大出身者で「大芸大」と略す人は少ないはずだ。俺達は単純に「芸大」と呼ぶ。なぜならそこに、東京藝大への意識がないからだ。東京藝大があるから「大芸大」となるわけで、しかし大阪芸大生は東京藝大のことなんて、これっぽっちも意識してない(だから、対抗意識も持ちようがない)ので、「芸大」で済むのだ。(つづく)

  • 梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

    大学生の「至らなさ」や「恥ずかしさ」、「一途さ」が汚らしくもぐちゃぐちゃと出ているような内容。学生時代の大切な空気に再会できた気分だ。「大学時代は「大いなる眠り」だった。大阪のはずれで燻った日々は、後の大きな炎を出すのに必要な火種だったに違いない。」、「僕はその全ての人に感化され、日々、昨日とは違う自分を見つけていった。僕の半生を振り返ると、大学進学以前と以後では世界ははっきり変わってしまっている。」大学の素晴らしさを語る言葉だ。最後は卒業式の夜の場面。不安、開放感、頼りなさを自分も思い出し心に沁みた。

  • akihiko810/アカウント移行中

    図書館本。脚本家の著者の、大阪芸大時代の青春期と、大阪芸大出身者インタビュー。印象度B  大阪芸大出身者のインタビュー集かと思って借りたら、それは1/4しかなく、メインは脚本家の著者(私はよく知らない。「聖の青春」などの本を手掛けたらしい)の自分語りで、その部分は読んでない。 元ガイナックス代表の山賀博之インタビューが面白かった。「アオイホノオ」では「食いっぱぐれない!」だが、実際にはかなりクレバーで、田舎の大阪芸大から「脱出しなければ未来はない」と感じていたそうである

  • よしみん

    「アオイホノオ」でこの大学をしり、その後たまたま沿線に住むことになった。市内からそう遠くない自然の多い町だが、学生にすると何もない田舎だろう。著者は現役の脚本家。自身の大学生活の話だったので、思っていたのと違うかと思ったら、映画を撮る話がとても面白かった。仲間集め、役割分担、資金稼ぎ、撮影場所の交渉、撮影、編集、上映会。とても実践的なことをほとんど学生がしていることに驚いた。「就職=負け」と思われる環境に身を置いていたら、卒業してそのまま映画監督になる人材が出てくるのか。学科試験今はあるのかな?

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