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蛇 日本の蛇信仰

吉野裕子

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061593787
ISBN 10 : 4061593781
Format
Books
Publisher
Release Date
May/1999
Japan

Customer Reviews

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若いころに一度読んで、手放していたのです...

投稿日:2025/10/04 (土)

若いころに一度読んで、手放していたのですが…その時の印象が強く再読したいと思いHMV様にて再度購入させていただきました。買ってよかった…!!もう手放さない。蛇と縄文人のつながりは若いころから気になっていましたが、蛇巫の存在などの記載があり、たまたま別の方の書いたトウビョウなどがでてくる本『憑き物』の本を読んだ後だったので、「おお、ここにつながっていたか!!」と腑に落ちた。この本を読んでからは毎年鏡餅を気にしたり、埴輪を見る機会があれば蛇模様を着ていないかきにしたりと結構気になっていました。しかもたまたまミシャグチ様のご本『古代諏訪とミシャグジ祭政体の研究』古部族研究会編をHMV様にて購入していたので、ミシャグチ様の記述があったとき思わず「おお〜!!ミシャグチ様がここにも!!』と大興奮。日本の古い神様の姿に熱く感動を覚えます。古い日本の神様は今でも現代にもいらっしゃることを思うと感動もひとしお!!縄文好きなら買ってみてください。感動しますよ

ojisan さん | 埼玉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • テツ

    有名なところではミシャグジ神か(あれも蛇やら石やら様々な説があるけれど) 本邦における蛇への信仰や想いを民俗学的な見地から説いていく一冊。牽強付会的な部分はあれ素人目線では十分面白く興味深く読めました。資料的な物として読むのではなくエンターテイメントとして読むべきなのかな。太古からウネウネとのたうっている蛇さんたちも自分たちがこんなに考察されたり信仰の対象となっているなんて考えてもないだろう。

  • N島

    著者の蛇への想いに満ち満ちた一冊。日本人の精神の根元に蛇の影を見いだし、様々な民俗資料から失われた信仰のイメージへと結び付ける手法は、牽強附会の感は否めないモノの、なかなかに読ませる内容になっています。日本人の蛇信仰を学ぶにあたり、かなりの存在感を放つ一冊になっています。先祖が諏訪神社を祀っていた…ということを最近知り、なんとなく手に取った一冊でしたが、諏訪信仰の理解への取っ掛かりとしては、抑えておいて損は無い一冊だと思いました。

  • 犬養三千代

    蛇を民俗的観点から論じた一冊。とっつき難いがゆっくり読むにはこれくらいがいい。この方は陰陽五行からの分析が多い。縄文土器の装飾に何が込められたのか?縄文を起点にアジアまでの広がりを論じる壮大な一冊。

  • 甘木

    以前「山の神」を読んだことがあり、蒲葵や箒が蛇っていう説は知ってたけど、その理由がつらつらとまとめてあって、成程と勉強になることが多かった。全部が全部蛇というのには納得しかねるけど、思考の取っ掛かりにはちょうどいい。注連縄、カリヤの話はなかなか面白かった。関係ないけど、夜毎訪ねてくる男の髪や衣に針を刺して身元を調べる話の、実際には蛇体や蛇の目に針が刺さっていたっていう件、痛いだろうにそのまま帰ったのか…といつも思ってしまう。

  • お萩

    ーー強烈な畏怖と物凄い嫌悪ーー蛇好きとしては大変楽しい読書だった。著者の思考と筆致が簡潔で、逆にそういう面がこじつけのような印象を残すのかもしれない。が、今残っている祭事や儀式も色々な思いや観念から出来上がってきたものなのだろうし、ある一文より筆者も十分それを踏まえているのだとわかる。ここではその自由でしなやかに伸びていく思考の枝葉をこそ楽しむべきだろう。第二章「蛇の古語「カカ」」が好き。

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