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吉野弘詩集 続

吉野弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784783708865
ISBN 10 : 478370886X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1994
Japan

Content Description

名作「祝婚歌」を収録した詩集『風が吹くと』ほか『北入曽』『感傷旅行』『叙景』の四詩集を収録。既刊詩集の全て、数多くの未刊詩篇を収録。主要詩論、クリティック、エッセイなどを収録。多彩な書き下し作品論、詩人論を併録。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Moeko Matsuda

    朗読の課題を探してその3。知っている作品も多かったけれど、初めて出会って、思わず何度も読み直してしまった作品もたくさんあった。こんなに綺麗に、透明に、人間の弱さを謳っている詩って、他にあまり知らない気がする。弱くていいよ、脆くていいよ。君がそうなように、僕もそうなんだよ。そう肩を叩いてもらったような気になって、思わずちょっと泣いちゃった。特に好きなのは「生命は」と「伝道」。音もなく通り過ぎたものへの感謝と慈しみを前者に、後悔とやるせなさを後者の作品に強く感じて。

  • misui

    「ひとは皆、同じ生き方をしている。/ただよう雪のように/落下しているのに飛翔していると信じて。」(「雪のように」) 生死の間に存在するフラジャイルなものに注ぐ視線。それがこの詩人の持ち味であって、時事や文字自体に着目した詩など、意欲的に題材の幅を広げようとしているのがわかる。あまり出来のよくないものも増えるが、憎めない人柄を感じさせつつ、やはりどこかに必ず死の暗さを前提としているところがいい。

  • sk

    誇大認識や無意味な晦渋さをとことん避け、生活の狭間に咲く美しい瞬間を精密な切り口で切り取っている。言葉や漢字の成り立ちに拘った遊戯的な詩も面白かった。勿論「祝婚歌」は素晴らしかった。あと、郷原宏の解説も良かった。

  • あずき粥

    「雪の日に」を知り、その後「祝婚歌」を知りますます好きになりました。「虹の足」も好き。観察眼と表現が魅力的。何度も何度も読み返します。

  • Chihoish

    「祝婚歌」が載っています。「黒い鞄」という作品を通勤ラッシュのポスターに載せてほしいと思いました。

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