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日本まじない食図鑑 お守りを食べ、縁起を味わう

吉野りり花

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787220660
ISBN 10 : 4787220667
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan

Content Description

いまも日本全国に息づく「食べるお守り」である“まじない食”とその背景にある民俗・風習や伝統文化、それを支える人々の思いをカラー写真も交えて紹介する。

目次 : まじない食を訪ねる旅へ―なぜ、まじない食に興味をもったのか/ キュウリが夏の病の身代わりに―神光院の「きゅうり封じ」(京都府京都市)/ 巨大なワラ人形で厄落とし―若神子のほうとう祭り(山梨県北杜市)/ 若者たちが切り分けた塩鯛を安産のお守りに―早魚神事(福岡県福岡市)/ 豆腐を食べて一年分の嘘を帳消しに―八日吹きのうそつき豆腐(鳥取県鳥取市)/ 一年のはじめに豊作を祈る―民話のふるさと遠野の小正月(岩手県遠野市)/ 龍神様のナスが夏の毒消しに―お諏訪様のなすとっかえ(埼玉県狭山市)/ 巨大なタラを担いで大漁祈願―掛魚まつり(秋田県にかほ市)/ 男の子の健やかな成長を祈る―八朔の団子馬(香川県丸亀市)/ 大根を食べると中風にならない―鳴滝・了徳寺の大根焚き(京都府京都市)/ お釈迦様のはなくそで病よけ―涅槃会と花供曾あられ(京都府京都市)/ 馬っこに団子を供えて豊年満作―馬っこつなぎとしとぎ団子(岩手県遠野市)/ 都会のまじない食―しょうが祭りのしょうが、こんにゃくえんまのこんにゃく、氷室祭りのカチワリ氷(東京都八王子市・港区・文京区/大阪府大阪市)

【著者紹介】
吉野りり花 : 旅ライター・旅エッセイスト。鹿児島県生まれ。早稲田大学第一文学部(日本文学専修)卒業後、出版社勤務を経て、フリーランスライターに。日本各地を旅した経験を生かし、日本の旅や食文化のエッセーやコラムを執筆する。現在は各種会員誌などに旅エッセーや食文化コラムの連載をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アナクマ

    またの名を、食べるお守り。一年分の嘘が帳消しになる豆腐。カラスのために空に放り投げる小豆団子。病いを封じ込めたキュウリを土に還す。住宅街を練り歩くナス神輿。「ハタハタとタラがきたら親が死にそうなときでも漁に出る」大漁祈願の大タラをざっぱ汁にしてふるまう。◉著者は自然災害とNHK教育(だけ)が身近にあった鹿児島人。東京での震災をきっかけに「もっと日常に根づいた祈りがあったのではないだろうか」と取材開始。「私はふるさとを切り捨ててしまった」「失われる前に、もう一度見つけたい」という真摯な姿勢が伝わる良書です。

  • たまきら

    読み友さんの感想から。食べものに宿るおまじないの力を楽しみました。大きなタラを担ぐお祭り(秋田掛魚まつり)は行ってみたい!地元だとこんにゃく稲荷様(三輪里稲荷神社)で、初午の日にこんにゃくの護符が授与されるんですが、これが載ってないのは寂しかったな〜地元民として。浅草・待乳山聖天ではお正月に大根まつりがあって、みんなで大根をいただく楽しさもあるのよ。こういう本は、意外と地方の奇祭は楽しめるけれど、大都会と思われている東京は見過ごされがちなのよね〜。でも、作者の楽しそうな雰囲気が伝わってくるのはマルです♪

  • プル

    民俗学って面白い。大学の一般教養で民俗学でも面白いと思ったけれど。各地方に伝わる民間療法・生薬も面白いと思ったことがある。それぞれ神事にまつわることと、おまじない事、本来の効果とは一致しないこともあるが、似たものを感じます。著者のツボが??なところもありますが、不思議な人です。正しい医食同源かは置いといて、その土地ならの風習は、その場所を離れて気づくこともあるのでしょうね。

  • ナディ

    面白く読めた。各地域のまじない食をリポートしているが、地域の人々の祈り、願いを感じることができる。それにしても、家庭や地域で伝わってきたことがなくなってきている。いつまで続いていくのか。いずれ、文献にあたるしかない時代がくるのだろうか。

  • MOKIZAN

    豊作や豊漁、自他の健康を祈念、感謝する祭事と、そこに供される食材についての単身訪問記。当地の方々の平穏な一年への願い、感謝の素朴な振る舞いが書き出されています。ご大層な食材はありませんが、薄っぺらいB級グルメや「美味いもん体験記」なぞの料理より遥かに滋味深く、美味しそうに読めてくる。とても気になったのは、豆腐を食べて一年の嘘を帳消しにするという、是非ともあやかりたい因幡地方の伝統行事。「嘘はほどほどに」しても、自分は何丁の豆腐を食べたら帳消しに出来るのだろうか。追、京都ものは商売臭いし、別枠だな。

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