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ISBN 10 : 408720880X
Content Description
時代は25年単位で読み解ける!
アベノミクスと莫大な日本の国家債務、加えて格差拡大や終わりなき少子超高齢化、さらにはイギリスのEU脱退やアメリカのトランプ政権誕生など、先行きに不透明さが増す中、多くの人々が底知れぬ不安を抱えながら暮らしている。このような混迷を極める時代に、未来を見通すには「歴史の尺度」が必要である。
本書では、二五年単位を核として、一五〇年、五〇〇年といった長期の尺度も用いながら、歴史を構造的に捉えていく。この三つの尺度を駆使すれば、今後、世界が辿る道筋が見えてくる。知的興奮に満ちた刺激的な論考!
【目次】
序章 歴史のメガネをかける
第一章 二五年単位説 ―― 一八四五年から二〇二〇年まで
1 歴史の尺度―その効用と限界
2 二五年単位で歴史を数える― 一八四五年から二〇二〇年までの日本
第二章 世代間隔と人口転換 ―― 二五年単位説の人口学的理解
1 人口の長期変動と世代間隔―二五年単位の人口学的成立
2 世代史と人口転換を架橋する―ロジスティック曲線を旋回する二五年
第三章 長期波動と資本主義 ―― 経済循環から眺める世界史
1 景気の長期波動―コンドラチェフの波を再考する
2 イノベーションと経済成長の長期循環――シュンペーターとロストウ
3 資本主義システムと長期波動――マンデルとウォーラーステイン
第四章 五〇〇年単位説 ―― 近代の「入口」と「出口」
1 五〇〇年の長期持続としての「ブローデルの波」
2 大航海時代からグローバリゼーションへ
3 印刷革命から情報爆発へ
4 二五年単位説と五〇〇年単位説の間―「長い世紀」としての一五〇年
第五章 二五年後の未来 長い一世紀後の未来 ―― 未来の尺度
1 一九九五年という転換点―様々な終わりのなかで
2 「未来」の尺度と次元を設定する
3 二一世紀は一六世紀か、それとも一七世紀か?
4 資本主義五〇〇年の歴史の果てで
終章 世代史と世界史をつなぐ
【著者プロフィール】
吉見 俊哉 (よしみ しゅんや)
一九五七年、東京都生まれ。東京大学大学院情報学環教授。同大学副学長、大学総合教育研究センター長などを歴任。社会学、都市論、メディア論、文化研究を主な専門としつつ、日本におけるカルチュラル・スタディーズの発展で中心的な役割を果たす。著書に、『都市のドラマトゥルギー』『博覧会の政治学』『親米と反米』『ポスト戦後社会』『万博と戦後日本』『夢の原子力』『「文系学部廃止」の衝撃』など。
【著者紹介】
吉見俊哉 : 1957年、東京都生まれ。東京大学大学院情報学環教授。同大学副学長、大学総合教育研究センター長などを歴任。社会学、都市論、メディア論、文化研究を主な専門としつつ、日本におけるカルチュラル・スタディーズの発展で中心的な役割を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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金吾
読了日:2025/02/09
小鈴
読了日:2018/01/13
樋口佳之
読了日:2018/01/16
rico
読了日:2018/04/13
coolflat
読了日:2018/01/04
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