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ISBN 10 : 4794225385
Content Description
ホフマン、ボードレール、マラルメ、ニーチェ、ハイデガー、バタイユ、藤原定家、上田秋成、波多野精一、九鬼周造、塚本邦雄、三島由紀夫…。十六歳で自殺未遂を犯してから、文学書、思想書は著者にとって唯一の心の拠り所であった。角川短歌賞・現代歌人協会賞受賞の歌人・研究者が、古今東西の名著のエッセンスを、読書時の記憶を回想するとともに紹介する。
目次 : 1 記憶―十二の断章(一行のボオド「レエル」―『パリの憂愁』/ 傍観者のエチカ―『エチカ』/ 存在と弛緩―『存在と時間』/ 記憶の周波数―『物質と記憶』/ 浅茅が宿の朝露―『雨月物語』 ほか)/ 2 書物への旅―批評的エセー(世界は一冊の書物―『マラルメ詩集』/ ブライヤーは何の花?―『思想のドラマトゥルギー』/ 木漏れ日の哲学者―『喜ばしき知恵』/ 終る世界のエクリチュール―『渡辺一夫敗戦日記』/ ある自伝の余白に―『闇屋になりそこねた哲学者』 ほか)
【著者紹介】
吉田隼人 : 1989年、福島県生まれ。県立福島高校を経て2012年に早稲田大学文化構想学部表象・メディア論系卒業。早稲田大学大学院文学研究科フランス語フランス文学コースに進み、2014年に修士課程修了、2020年に博士後期課程単位取得退学。高校時代より作歌を始め、2013年に第59回角川短歌賞、2016年に第60回現代歌人協会賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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