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港の日本史 祥伝社新書

吉田秀樹

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396115203
ISBN 10 : 4396115202
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「みなと」の「み」は「水」、「な」は「〜の」、「と」は「門」の意味。だから『古事記』も『日本書紀』も「みなと」を「水門」と表記した。水門には船が碇泊する。四方を海に囲まれる日本列島にとって、古来「港」は人々の生活に欠かせないインフラとして交通・物流の拠点であると同時に、都市開発や権力闘争の舞台でもあった。本書は、(1)いつ、なぜ、その場所に港が置かれたのか。(2)港の機能や規模とその変遷。(3)さまざまな航路、取引された品々。(4)港に深く関わる出来事と人物―などを、古代から中世、戦国、江戸、そして幕末の開港、近現代に至るまで、港湾のプロフェッショナルが「港」の視点で読む斬新な試みである。

目次 : はじめに―人と物の結節点であり続ける「みなと」/ 1章 「港」でわかる日本の7000年史/ 2章 政治権力とともに栄えた港/ 3章 世界史に名を残す日本の港はどこか/ 4章 江戸の物流ネットワーク/ 5章 明治150年と近代の港湾/ 6章 激動の世紀を生きる港

【著者紹介】
吉田秀樹 : 1961年、福井県生まれ。東京大学大学院工学系修士課程修了。工学博士。運輸省(現・国土交通省)入省後、おもに港湾関係の業務に従事し、敦賀港、新潟港、北九州港などの事務所長を経験。一般財団法人みなと総合研究財団首席研究員を経て、国土技術政策総合研究所部長(沿岸海洋・防災研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ホークス

    2018年刊。日本は港だらけの国。港は長く交通の要だったし、今も経済を支えている。本書は主な港の歴史や特徴を幅広く解説。河岸(かし)は川に面した港で、江戸だけでも百ヶ所以上あった。地域により船場、河戸、湊、波止場、浜などと呼ばれ、古くは津が一般名称。港は支配者の交代や商業のトレンド、砂の堆積などで重要度が変わる。例えば伊勢湾の主要港は、安濃津(津)や大湊(伊勢)から桑名、白子、四日市に移った。本書は読みやすく、新書としてちゃんと一般読者の方を向いている。学問業界の方を向いたものより遥かに誠実と思う。

  • skunk_c

    著者の名前を見て、「海と船が見える坂道マップ」というネット上でも知られた素敵なパンフを出した人だなと気付いて購入。国交省官僚がある意味仕事から一歩離れて著した港湾史で、古代から現代までを網羅。『ブラタモリ』や五味文彦『日本の歴史を旅する』に繋がる内容もあり、こうした切り口の歴史書はあまり読んでいなかったのでとても楽しめた。内容もきちんと調べられたもので、専門家ならではの記述もあり新しい発見が多かった。ちょっと残念だったのは、港と坂道のエピソードが少なめだったこと。ぜひそれで1冊著して欲しいと思う。

  • スプリント

    島国なので港がたくさん存在しているわけですが、歴史については詳しくは知りませんでした。情報量が多く読み応えがある内容です。

  • ごいんきょ

    日本の港の歴史です。 明治以降よりもそれ以前の歴史の方が面白かったです。

  • シンショ

    海や港とは無縁で過ごしてきた自分としては、どうしても陸地を中心に物事を考えてしまうことは否めない。本書を読むと太古から船を使った移動をしながら交流を深めていったことが理解できる。港は運搬のために絶対不可欠なものであり、その時代において適切な場所に港が開かれた理由がよくか分かった。

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