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専門書を読む 教員と学生でつくる10講座

吉田文

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623098682
ISBN 10 : 4623098680
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大学生に専門書を読ませるには、どうしたらいいか。専門書どころか小説やマンガすらも読まないかれらにいかに本を読ませ、内容を理解させるか。ペアで読む、輪読、要約、書評執筆など、知恵を絞った教員10人の格闘の記録。

目次 : 序論 大学生と学術専門書/ 第1部 古典に挑む(『イリアス』を読もう―講義形式の授業での試み/ デューイ『民主主義と教育』上巻を読んだ―哲学書から現代の教育を考える/ フランケンシュタインとマルサス―一般教育の2つのゼミでの読書)/ 第2部 理論を〓む(法学部新入生と『なぜ歴史を学ぶのか』を読む―読解力向上の目標設定/ 『独裁者のためのハンドブック』『多数決を疑う』をゼミで読んでみた―質の高いディスカッションを目指して/ 自ら考える読書を目指して―『「働くこと」を思考する』を題材に/ 輪読において討論を活発化させる仕掛けの探求―『ソロモン 消費者行動論』を読む)/ 第3部 社会に臨む(対話を通して思考の解像度を上げる―『はじめて学ぶ生命倫理』のグループ講読/ 『女性の生きづらさとジェンダー』を読み、対話する―埋もれた声に気付くための方法/ 書評執筆は専門書理解を促進するか―『ルポ 教育困難校』『「つながり格差」が学力格差を生む』を)/ ブックガイド―「大学生の読書」を考える18冊/ 鼎談 読むことの楽しさを伝えられたか―講読プロジェクトを終えて

【著者紹介】
吉田文 : 1989年東京大学大学院教育学研究科教育学専攻博士課程修了。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授

濱中淳子 : 2007年東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程修了、博士(教育学、東京大学)。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授

渡邉浩一 : 2011年京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻博士課程修了、博士(人間・環境学、京都大学)。現在、福井県立大学学術教養センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • お抹茶

    読書経験の乏しい学生と専門書を読む授業の試み。教員も試行錯誤,意外と学生もしっかり学んでいるな,と感じる。研究者らしい「精確な読み」や通読にこだわらない自由さがあっても良い。批判の難易度は高く,見解よりも事実そのものへの是非や根拠なく曖昧な異論を述べるものなど,批判の体をなしていないものも目立つ。本をほとんど読まなくても,今までの章に出てきた概念や自分の気づきとの関連をディスカッションの中で探るという成長も見られた。作文やプレゼンのスキルと連動させて評価すると,読書が苦行になり続かないという難しさもある。

  • Go Extreme

    知的挑戦への促し 読みやすくない翻訳への挑戦 運命の時間的捉え直し 英雄と自身の接続 本と自分の問題への引き付け 実生活に根付いた教育 書評執筆の文章力向上 著者見解への具体的批判 自分なりの問い立て 多様な価値観への尊重 議論のイメージ把握 社会科学の考え方基礎 文献概念の他事象応用 読書に対する意識変化 キャリアとの結びつき優先 自分で考える練習 討論活発化の仕掛け テーマと体験の密接性 無意識の偏見への気づき 身体的体験による学び 思考の解像度向上 問題を眺める外側の視点 アカデミアの作法習得

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