Books

徒然草 1 全訳注

吉田兼好

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061584280
ISBN 10 : 4061584286
Format
Books
Publisher
Release Date
September/1979
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • シュラフ

    この『徒然草』の各段の構成は、わりとパターン化している。肯定するものと否定するものを列挙して、それに対する兼好の意見というパターンである。兼好が肯定しているのは清貧・無欲・趣味・自然などで、そして否定をしているのは執着心・濁富・名声などの世俗的価値観。この兼好の判断基準こそは「人生とははかないものである」との無常観。無常であるからこそ人は心静かに落ち着いて生きるべし、というのが兼好の考えではないか。兼好が何歳の著作かは分からないが、もはや世俗的な生活基盤から離れたことでのメタ認知の境地ということだろう。

  • ヤベ

    大変丁寧な語釈と解説を通じて本文の奥行きを知ることができる。解説者の著述部分が本体と言えるくらいにそれに読み応えがあり、文学の味わい方そのものを学べる感慨がある。備忘がてら解説者の提示する読みの一例を示すと、題材、表現、語句は文学史をどう踏襲し、あるいはそれに対して新しいか、時代背景と兼好法師の人生を踏まえるとそれらをどう読めるか、章同士はどう関係しているか、など。その解説を眺めながら本文を読んだ中では20章がよかった。空の移ろいに名残を覚える世捨て人についての短文で、儚いものに縋る凄みがある。

  • しらたま

    昔人に勧められた徒然草を思い出して読む。身につまされるところがあり、今も昔も人は変わらないのだなと感じる。私の悩みも思いも悠久の時の流れの中では無価値なもの。ゆえに無駄かと言うとそうではなく、一人一人の積み重ねが時代となり歴史となり後世へと続いていく。ああ、無常。

  • ocean

    徒然草の第一段から第四十六段まで。古さは感じつつも、言っていることの骨子は今の令和になっても通用すると思いますし、人の考えることって今も昔も案外変わってないんだなぁ。

  • Tonex

    『徒然草』を原文、現代語訳、語釈、解説の順で各段ごと(長い段は段落ごと)に詳しく分析。「つれづれなるままに」で始まる序段を読んだだけでも、『徒然草』にはいろいろな読み方や解釈があり、いまだに議論百出状態であることが分かって驚いた。最初は語釈で引用されている漢文にも目を通していたが、じっくり読んでいたら途中で飽きて最後までたどり着けない恐れがあるので、適宜飛ばし読みすることにした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items